なぜ男性は結婚前は優しいのに、結婚後は冷たくなるのかの謎を解くヒント
夫婦再生カウンセラー下木修一郎です。
あんなに優しい夫だったのに、いまじゃ全然優しくないんです＞＿＜）
とてもしんどい思いをされている方、たくさんいらっしゃいます。
男性の思考パターンを知っているのと、知らないでは、結婚生活に大きな差が出てしまいます。
結婚前に優しい男性と結婚するとどうなるか、というひとつの法則をお話したいと思います。
男性が結婚前にやたら頑張るわけ
結婚前、男性は好きな女性のため、とにかく頑張る。
決して無理をしているわけではない。
無意識に体が動いてしまう。
彼女が「今日会社で嫌なことがあって」なんて言おうものなら、1時間位の距離であれば「今からすぐに行くから！」と真夜中に飛んでいったりする。
別に何か下心があるっていうわけじゃなくって。ただ純粋に、自分の大好きな人を守りたいと、慰めたいと、支えたいと言う気持ちだけで行動している。
そして不思議なことに、全く疲れることがない（笑）
それはまさに恋をしてて、恋愛ホルモンのドーパミンがバンバン出まくっているから。
一種の病気、恋の病という状態。
そんな風に愛されてしまえば、どんな女性でも「私のことをお姫様として扱ってくれる！永遠にこの人が守ってくれる！支えてくれる！」と感じてしまうのも無理はないのです。
理想とちがう！妻に湧き上がる負の「感情」
ところがいざ結婚してみると、あの頃のような王子様的な振る舞いはなくなり、全くもって普通の生活が始まってしまう。
旦那は朝早くから夜遅くまで仕事。
自分との会話の時間を積極的に作ってくれる気配もない。
子供ができても自分から積極的に子育てを手伝ったりしない。
このような旦那の姿を見て、多くの女性が強い危機感を感じるようになる。
その危機感の正体は
『私を愛していないのではないか』
人はみんな、特に女性は「安心したい」生き物。
結婚する事は、つまり自分が育った家庭において絶対的に愛された、守られたあの感覚をもう一度この人に感じたいと言う思いからである。
（親から愛がもらえなかったと感じている女性は、二度とあんな思いはしたくない！という気持ちで、優しい男性を選んで結婚をすることも多い）
誰だって、幸せになるために結婚した。
結婚に安心を求める、それは自然なこと。
ところが、旦那の理想とかけ離れた態度に、不安がどんどんどんどん大きくなっていく。
不安が強まると、感情が行動を支配するようになり、口うるさく夫の行動や態度を非難するという行為に出る。
とても傷ついているからこそ、このような行動を取ってしまうのだ。
しかし、男性はその真意を理解することはできない。
なぜならば、妻の顔はとても不機嫌だから。
不機嫌な顔を見た夫は、僕に対して愛情を持っていないのではないか、と少しずつ傷ついていくことになる。
妻の感情が旦那にも伝染するのだ。
釣った魚にエサをやらないのはなぜか
では、夫が結婚前のように、妻に対して過剰と思う思えるような、まるでお姫様を扱うかのような扱いをすれば良いのではないか？
それをしなくなった夫に問題があるのではないか、と考えることができる。
しかし考えて欲しい。一方的に相手に奉仕をし続けることができる人間がこの世にいるだろうか。
『それが家族だ。親は無条件に子どものことを愛するものだ。』
と、思い込んでいる人も多い。
その思い込みが、結婚して「家族」になることで、他人からまるで血の繋がった親子のような無条件の愛をもらえるという錯覚を引き起こしてしまう。
その思い込みは妻だけではない。
夫も同じく結婚することで他人から親子（母子）のような無条件の愛を求めてしまうようになるのだ。
自分の在るがままを母親は受け入れてくれた。それと同じものを「家族」になることで妻に求めるようになってしまう。
自分は仕事が大事だ。それを分かってくれるはず。
夫が妻に対して無条件の愛を求めた結果の行動なのだ。
残念ながら、夫婦は赤の他人であるがゆえに、無条件の愛を奉仕し続けることは不可能なのである。
そんな事はありえない。
そのルールを逸脱した夫婦を、私は見たことがない。
そもそも、親ですら一方的に子どもに奉仕し続けることなどできはしない。
たまにテレビで、病気の妻を献身的に対応する男性がいる。
一見無償の愛を与え続けているように見える。
しかし、男性がそのように振る舞えるのは、今までたくさんの愛を妻からもらってきたことのお返し、もしくは妻が全身で感謝の感情を夫に与え続けているのである。
世界はバランスでできている。
片方ばかりが「得」し続けることなどないのだ。
同じだけ「得」を取るのではなく、自分のなかで「損得」のバランスを取ること
私は頑張っている！
私の方がたくさん相手に対して、献身的にがんばっている！！
ここまで読まれた方の中には、このように感じられている人もいるだろう。
実際にあなたはたくさん頑張っているに違いない。
たくさん、たくさん頑張っているから、報われたい。
ただそれは、あなたの主観にすぎない。
夫に見えている世界は、あなたとは全く違う。
是非、配偶者が見ている世界を知ってもらいたい。
夫婦間のすれ違いの多くは、相手の気持ちを理解できないところから始まっている。
男性と女性の違いを知ることは、結婚生活を豊かにする重要なスキルだ。
夫婦カウンセリングで直接お話をすることで、自分の損得のバランスがどうなっているかを知る。
直接は難しいという方は『夫のホンネがわかる動画』でも、ひとりでも客観機に夫婦関係を見つめる方法をご紹介しています。
是非、自分の考え方を変えて楽になってください。
あなたからの連絡を、いつでも待っています！
執筆 夫婦再生カウンセリング名古屋 主宰 下木修一郎（しもきしゅういちろう）
夫の気持ちを知る！夫の気持ち研究家
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