夫に「大丈夫?」聞いてはいけない【夫婦の会話】夫の本音解説します

こんにちは!夫婦再生カウンセラーの下木修一郎です。

夫に元気がないとき「大丈夫?」って言ってませんか?この言葉、夫は嬉しいのでしょうか?

結論、夫は嬉しくない。

なぜ?心配されるのですから、嬉しいのではないでしょうか?

違うのです。残念ながら、イラッとされてしまうのです。

このブログでは、イラッとする理由の解説。そして、どうすればいいのかもお話します!

そもそも、「大丈夫?」ってどんなときに使う?

夫がいつもと違う。疲れているように見える。元気がない。そんなときですね。そんな夫を見たあなたは不安になります。どうしたんだろう?大丈夫だろうか?となり、そして「大丈夫?」と聞くわけです。

この大丈夫、相手を心配する意味もありますが、同時に、自分の不安を解消するためのものでもあるということです。不安を感じやすい、不安をすぐに解消したい人ほど「大丈夫?」をよく使うと考えることもできますね。

ただ、この言葉が悪いわけではないのです。「大丈夫?」にたどり着くまでのプロセスに問題があるのです。

夫が家庭内で疲れている状況を考える

夫が家庭内で疲れている、元気がない、という状況はどういうものか、ということを考えてみましょう。

仕事で疲れているとき、夫婦の関係が良好であれば、夫は「疲れた~」という言葉を出してきます。これは「俺は今日も一日がんばったんだよ~ねぎらってくれぇ~」の短縮形です。

これに対して、「おつかれさま」とねぎらってあげることにより、夫の意図は妻に伝わり、疲れも軽減します、そして、分かってもらえた、と心を満たすことができます。

しかし、「疲れた~」に対して妻の労いがない場合はどうなるのでしょう。

「はやく弁当箱だしてよね」とか「こっちだって忙しかったんだよ」あるいはスルーされると、夫の狙いは伝わりません。失敗です。

この場合、夫は「妻はわかってくれない」と考えるようになります。妻も忙しいですからね。そんなこともあります。

ところが、これを何度も何度も繰り返すとどうなるでしょう。

そうです、「疲れた」という言葉が言えなくなってしまいます。
そして、その代わりに、不機嫌になっったり、元気がない感じの態度をとるようになります。

そもそも夫は妻に対して「愛していたら俺のこと分かるはず」という恐ろしい幻想を持っています。にもかかわらず、理解してくれない妻の態度にショックを受けてしまいます。そして、すねた子どもが取るような行動をとるのです。ところが、妻は夫を大人だと思っているので、夫の元気のない状態をみて、本当に元気がない人だと捉えてしまうのです。

「大丈夫?」と言われると、夫がイラッとする理由

もう簡単ですね。夫の元気のない理由は妻が理由だからです。
そのきっかけを作った妻に「大丈夫?」と心配されているからです。

例えば、あなたが大して仲の良くない友達とカフェに行き、その友達からコーヒーをこぼされ、あなたのお気に入りのパンツがまだらな琥珀色に染まったとしましょう。そのときに友達が「大丈夫?」と言ったら、どう思います?「お前のせいやないかーい!」と思いますよね。それと同じです。

ただこれと違うのは、時差があるところ。今の夫の不機嫌の原因は、過去の妻。だから気づきにくいのです。厄介ですね。

さらに悪いことに「大丈夫?」と聞かれた夫のほとんどが、「大丈夫」と覇気なく言います。「別に」とエリカ様風に言うパターンもあります。

夫から「大丈夫」と言われた妻は、もう何もできません。しかし、そのとき夫はこう思っています。「俺がちょっと暗くしていたから、不安になって声をかけてきたな。」といぶかしんでいます。

夫の「大丈夫」という答えに妻はなにもできず、そのまま放置するしかできませんね。素直な妻だと「なーんだ大丈夫なのか!」とか「仕事でつかれてるんだな、放っておいたほうがいいな」と考えるようです。恐ろしいすれ違いが起きているのです。

解決策、大丈夫を言い換える

そもそも「大丈夫?」って言葉も良くありませんね。「大丈夫?」には、あなたのこと信頼できないんだけど?と疑いの雰囲気もありますからね。

なので、夫が元気ないときは「なにかあった?」に変えましょう。それでも「何もない」と言ってくるならば、完全になにかあったことが確定します。相手の状態を特定できることは大事です。次のステップに進む準備ができます。

もし「どうして?」と夫が聞いてくるなら「元気ないから気になって」といってください。自分の心配で出している言葉ではなく、夫のことを見て気づいた事実を伝えましょう。話が続かなければ終了で大丈夫です。詮索は絶対にしていけません。「いやなことがあったら言ってよ、言ってくれないと分からない」とか絶対ダメです。信頼関係が崩壊します。

この時点で出来ることはここまでです。あなたの一言二言で解決できる状態ではない、ということを受け止めましょう。

そして、彼の元気が復活するために妻ができることは何か。もうお分かりですね。今からでも大丈夫、夫をちゃんと見てあげること。夫が頑張っていることへの労いの言葉を伝えるということ。もちろん感謝の言葉も有効です。ありがとうの関連記事はこちらにあります。愛情表現も大事ですね。こちらも御覧ください。

すぐに問題を解決したい気持ちは分かりますが、これはピンチではなく、夫婦関係がより良いものになるイベントであると捉えてください。どんな夫婦にもこのようなイベントが発生しています。夫婦としてレベルアップするためのイベントなのです。夫をしっかりと関心を持ち、このイベントをクリアして、今よりももっと強い夫婦関係を作っていきましょう!

笑顔があふれる夫婦生活を実現するために、一緒に頑張りましょう!

下木修一郎

執筆 夫婦再生カウンセリング名古屋 主宰 下木修一郎(しもきしゅういちろう)
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家

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