
彩も母も、どちらも俺にとってはとても大切な存在だ。

だから、二人が何かを言ってきたら、それに対してちゃんと対応していこう。

彩も気持ちが落ち着いたら考えも変わるかもしれないし。

母さんも子どもを生んだことがあるから、彩の気持ちもきっと分かるはずだよな。

大丈夫大丈夫。なんとかなるさ。
「ただいま」
ドアを開けたらそこには・・・

「拓也遅かったじゃない!いつもこんな時間なの?いても立ってもいられなくて!」
「かかかかか、母さん!?なんでいるの!?」
「おかえりなさい、拓也さん。」

終わった・・・

ミッション失敗です
「あああ・・・えっ!?」

「わわわ・・・」
目の前が歪んだと思った瞬間、目の前が真っ暗になり・・・

落ちるぅぅぅ!!!


「黒猫・・・黒猫!?」

「さっきの帰り道まで時間が戻ったってことか!?」
すると、夫ドリルが選択肢のメッセージを表示してきた。
「う、うそだろ?時間が戻せるのか?」
夫ドリルは何も言わず、ただ選択肢を表示していた。

あなたが選択できる未来は残り2つです。
選んで下さい。
