第3話 つわり【前編】
原作:夫婦カウンセラー 下木修一郎
監修:弁護士 森上未紗(愛知県弁護士会所属)
作画:ChatGPT
「ただいま。はぁ、疲れた…」
「あ、おかえりなさい・・・ごめんね、つわりがひどくてまだ夕食作れてないの。今から作るね。」
「そんなに辛かった実家に帰ってもいいんじゃない?」
「え?」
「それって、実家に帰ってほしいってこと?」
「なんで・・・」
「・・・なんでもない」
このシーン、覚えてますか?
「正直、全然覚えてない。」
俺はこんな風に言ってたのか。
客観的に見るってすごいな…
どうですか、一度目のあなたの姿は
「新しいプロジェクトを任されたけれど、なかなか成果が出せなかった時だ。」
はい
「でも、つわりで苦しそうな彩に対して、なんとかしたいと思ったのは事実だ。」
彩さんに「実家に帰れってこと?」と聞かれてどう思いました?
「話が通じてないと思った…そんな気がしたと思う。」
それに対してあなたは「もういい」と会話を終わらせましたね。
うーーーん…本当に記憶が無いから分からないけれど…。
「彩のこと考えて言ったのに、なぜそうなるんだとイライラしてるんじゃないかな。」
なるほど。これ以上会話しても意味がないと?
「そうかもしれない。俺の提案を拒否されたようで。」
これ以上踏み込むと、自分でも何を言うか分からない。
そんな感じがする。
あなたの提案が受け入れられないとき、どんな気持ちになりますか?
「どうだろう…関係を壊したくないという怖さや、なぜ分かってくれないんだという不安はある。」
あなたは
「そんなに辛かった実家に帰ってもいいんじゃない?」
と言っていましたね。
すぐに問題を解決しようと提案をしているように思えるな。
すごい短絡的だな。
仕事のときはこんなに短絡的じゃないのに、なぜなんだろ…。
もしまた同じことが起きたとき、どうしますか?
まずは…
「まずは、話を聞くという姿勢を見せなきゃだな。」
なるほど。
では、次のうちからどの選択をしますか?
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