あれから1週間後。

俺の職場。

あ、職場はココね↓

オフィスでは・・・

「俺がやったほうが早ええええ!!!」

未来を知っているため、周りの人間にイライラが止まらなかった。

未来なんて知るもんじゃねぇ!!!

彩、今日は早退したって言ってたな・・・

はやくこの状況を抜け出さないとーーーー

ヘロヘロになりながら仕事を終え、家に戻ってきた。

「ただいま。はぁ、疲れた…」

「あ、おかえり」

「ごめんね、つわりがひどくてまだ夕食作れてないの。今から作るね。」

「そんなに辛かったら…」

夫ドリルで過去をリプレイしたのは今日だったのか!

やばい、また過去を繰り返すところだった!

きょ、共感的態度!!!

想像、想像する!!

早退、寝ていた、夕食を作れてない、、

「えっと…彩が早退するほどだものな、相当しんどかっただろう」

「うん…でも随分楽になってきたから」

共感的態度の次は…聞く!

「そうか、でもまだ辛いんじゃないのか?」

「うん、食欲もなくて…」

「じゃあ、俺まだ食べてないから自分でなにか作って食べるよ」

「いいよ、私がつくるよ」

彩がソファーから立とうとしている。

「彩は休んでなよ」

「ううん、大丈夫だよ。」

俺の中で、何かが弾け飛んだ気がした。

「だからいいって!」

「ごめんなさい…」

うわっ!!

「どこから出てきてんだよ!」

「俺が落ち着くまで待ってたのか?」

「最悪だ…。せっかく共感的態度と聞くことができたのに、こんなことになるとは。」

「このタイミングで問題かよ…そうか、お前”夫ドリル”だもんな。やれやれ。」

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