養育費ってどれくらいが相場なの?
離婚した配偶者が子どものためにいくらお金を払うべきかということに対して、養育費算定表というものを利用するケースがあります。
東京・大阪の裁判官で作成されたもので、離婚調停や離婚裁判などで、養育費を考えるための目安として用いられています。
(この額面通りに払わなければならない、というものではありません)
その養育費算定表について、日本弁護士連合会が新しい方式による養育費・婚姻費用算定表を提言しました。
これにもとづいて計算すると、養育費の額が従来算定表の約1.5倍にアップするのです。
〜養育費の例〜 ![]()
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ご相談者さんとお金の計算をするとき、いままでの養育費算定表の額が低いため「これでは生活が苦しいです…」と言われることも多々ありました。
もちろんこの額がもらえる保証はありません。
ですが、これ相当の額が養育には必要である!と、社会的に認知が進んでいくことは本当にありがたいことです。
同時に、養育費の額面を上げたということは家族を支えている夫の価値を認めたことでもあるのです。
日弁連の新算定表の見かた
縦軸は払う方の収入(税引前)、横軸は権利者の収入。そのクロスしたところが養育費に当たります。単位は万円です。

新しい算定表はこちらからご覧いただけますが40ページもあり、子どもの数や状況など、自分に合ったものを見つけるのも難しいですので、以下に探しやすく並べてみました。よければご利用ください。(日本弁護士連合会の資料を引用して作成)
新しい養育費算定表
子ども1人の場合
0~5歳 | ▶こちら |
6~14歳 | ▶こちら |
15~19歳 | ▶こちら |
子ども2人の場合
第1子 | 第2子 | |
2人とも0~5歳 | ▶こちら | |
6~14歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
2人とも6~14歳 | ▶こちら | |
15~19歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
15~19歳 | 6~14歳 | ▶こちら |
2人とも15~19歳 | ▶こちら |
子ども3人の場合
第1子 | 第2子 | 第3子 | |
3人とも0~5歳 | ▶こちら | ||
6~14歳 | 0~5歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
6~14歳 | 6~14歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
3人とも6~14歳 | ▶こちら | ||
15~19歳 | 0~5歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
15~19歳 | 6~14歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
15~19歳 | 6~14歳 | 6~14歳 | ▶こちら |
15~19歳 | 15~19歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
15~19歳 | 15~19歳 | 6~14歳 | ▶こちら |
3人とも15~19歳 | ▶こちら |
新しい婚姻費用算定表(別居中の夫婦や未成熟子の生活費などのお金)
夫婦のみの場合
夫婦のみ | ▶こちら |
子ども1人の場合
0~5歳 | ▶こちら |
6~14歳 | ▶こちら |
15~19歳 | ▶こちら |
子ども2人の場合
第1子 | 第2子 | |
2人とも0~5歳 | ▶こちら | |
6~14歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
2人とも6~14歳 | ▶こちら | |
15~19歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
15~19歳 | 6~14歳 | ▶こちら |
2人とも15~19歳 | ▶こちら |
子ども3人の場合
第1子 | 第2子 | 第3子 | |
3人とも0~5歳 | ▶こちら | ||
6~14歳 | 0~5歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
6~14歳 | 6~14歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
3人とも6~14歳 | ▶こちら | ||
15~19歳 | 0~5歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
15~19歳 | 6~14歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
15~19歳 | 6~14歳 | 6~14歳 | ▶こちら |
15~19歳 | 15~19歳 | 0~5歳 | ▶こちら |
15~19歳 | 15~19歳 | 6~14歳 | ▶こちら |
3人とも15~19歳 | ▶こちら |
離婚したくない理由が「お金」だと、夫はさらに頑なになる
ご主人から離婚を切り出された奥さまに「どうして離婚したくないのですか?」という質問をすると
「子どもをひとり親にさせたくない」
「経済的に不安」
「世間体」
この3つがよく挙げられます。
金銭的にも子どもに不憫な思いはさせたくない。当然です。
ですが、経済的に不安だから離婚したくない!と夫が知ったら
「俺はATMか!」
とさらに離婚の決意を固めてしまいます。
お金を理由に夫婦を続けても、夫婦仲が改善されることはありません。
「なぜこの人じゃなきゃだめなの?」
をあなたの言葉で具体的に答えられなければ、夫の気持ちを理解することはできません。
あなたの頭のなかのお金の不安を少し減らして、夫のことを考えるスペースを作りましょう。

そのためには、もし離婚したらどうなるんだろう?生活費はどれくらいかかる?夫から養育費はどれくらいもらえる?とシミュレーションしておくこと。
この資料を使って、自分がもし離婚となった場合のことを想定しておく。
金銭的な将来の見通しを持つことができれば、ほんの少し、心に余裕がうまれます。
この「ほんの少しの余裕」を持てるかどうかで、できることが変わってきます。
養育費シミュレーション、夫婦関係修復のためにやっておきましょう!
NPO法人日本結婚教育協会 愛知支部員
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家
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