夫にとって居心地のよい家の作り方
こんにちは、夫婦再生カウンセラーの下木修一郎です。
あなたの夫は、家の居心地をどう思っているのでしょうか?
カウンセリングでご相談に来られる方の話を聞くと、夫から「居場所がなかった」と言われた話をよく聞きます。
居場所がない。それは居心地が悪い状態をずっと続けると起きるものです。
居心地が良い、悪いとはいったい何なのでしょう。
できれば、居場所がなかったんだ、もう離婚してくれ!なんて言われたくないですよね。夫にとって居心地のよい家、作りたいですよね。
この記事は、夫が少しでも家にいたくなる、そんな家を作りたいと願っている方向けです。
きっと参考になると思いますので、どうぞ最後までお付き合いください!
居心地の良い家とは?
居心地のよい家ってどういうもの?とご相談に来られたお客様にお聞きすると
「家の掃除をがんばる」
という意見がよく出てきます。
けれどこれ。。。
ちょっと的外れかもしれません。
もちろん言えの掃除をやることはとてもステキなことです。
でも、それを相手を居心地良くさせるためにがんばるのは、むしろマイナスに作用する。
がんばらなくてもいいのです。むしろ、頑張っちゃダメ。
男性の私が「これは居心地がいい・・・」という体験談をご紹介します。
私の体験談
11月某日。
盛り上がった飲み会のせいで、私の帰宅は午前0時を過ぎていました。
次の日は家族イベントがあり早く寝る約束だったので、遅く帰って奥さんに会うのは少し気まずい気分。
リビングに入ると、床に「鍋」が転がっているではありませんか!!
な…なに?
明らかに片づける途中での放置。
小学校の時に読んでビビった
「食べかけの皿もそのままに乗組員がこつ然と消えてしまったメアリーセレスト号事件」
を彷彿とさせる情景。(誰も知らん話)
妻の身に何が起きたのか!?
あれ?
妻はリビングでテレビを見て高笑いしているではありませんか。
ということは・・・
重い鍋を片づけてね♥というサインかっ!?そうなのか???
いそいそと片付けると「ありがと〜」と妻。
このときの私は、遅くまで飲んて、ちょっと申し訳ないなぁと思って帰ってきたので、
頼られてホッとした
のです。
居心地のよさとは、居てもいいんだという実感から生まれる
鍋のおかげで私は、
「やっぱ、重い物は男じゃなきゃね!」
と自己満足に浸ることができました。
(妻は何も考えてないと思いますが、結果オーライ)
ここで分かったのです、居心地とは「自己重要感」なのだと!
ちなみに、自己重要感は「自己肯定感」と「他者からの承認」の両方が必要になります。
重いものを持てる自分(自己肯定感)+必要とされている(他者からの承認)って具合でしょうか。
もし、もしですよ・・・
鍋が片づけられていたら、妻と少し距離ができたまま寝ちゃったかもしれません。
自分の「申し訳無さ」のせいで、自分で勝手に居場所を悪くしてしまう。
自分で自分の居場所をなくしていく、そんな感覚。
そんなとき、奥さんが頑張って家のことを全部やってしまったりしてしまうと、夫は家でやることがなく、居場所を失ってしまうのです。
実際、家での居心地が悪いから遅くまで会社にいるって夫は、めちゃめちゃいるのです。
(私も昔はそんなものでした。情けない…>_<)
あえて頑張らない。そして、夫に活躍するチャンスの場を与えるのです。
妻に頼られている、という実感を持てることが、夫にとって「居心地いいわ〜〜」と感じるツボなのです。
夫は、頼られてこそ輝く。
夫が”家”でも輝ければ、その光はあなたにも注がれる。夫婦なんだから、ふたりで照らしあえばいいのです。
そこで、まず簡単なことから。
重くて大きいな鍋を買いましょう(笑)
次に、鍋を持ち上げた夫に言ってください。
「ありがと。やっぱり男だねぇ...」
最初からうまくできなくてもいいんです。何度も繰り返してください。
セリフもいくつかご用意してみました!
「すっと持ち上げるよね」
「あれ?そんなに鍋軽い?」
「かっこいいねぇ^^)」
「もうやってくれたの?アリガトォ〜〜♥」
「いつもいつもありがとうね♥」
「美味しい鍋、つくるね♥」
習慣化すれば楽勝です。
コミュニケーションは技術です。技術である以上、ただしく使うことでレベルアップするのです。最初からはうまくできませんのでご安心くださいね。
家事を指摘されるあなたへ
鍋を片付ける提案をしましたが、逆に「掃除もできないじゃないか!」と指摘してくる夫もいるでしょう。
まぁ、ものすごく散らかっていれば、もちろんそれは片付け方がいいとは思いますけれど、実際、少々散らかっているくらいで死にはしません。
でもね、実はそうやって重箱の隅を突いているような指摘をする夫ほど、自分を認めてほしいのです。
認めてもらいたくて、一見正しいと思うようなことを言って、自分に注目を集めようとしているのです。
そういう人は、やってあげたところで、今度は別のことを言ってくるはずです。
もしあなたの夫が細かくいろいろと指摘をするのならば、間違いなく自己重要感が下がっているようです。
こういう男性に対しては、なにかをやらせることができればお願いすればいいし、お願いしてもやってもらえないのであれば、普段の生活で彼が貢献していることを探し出して伝えていく方法がもっとも有効です。
もし貢献しているところが見つけられないのであれば、内観法という方法を用いてみてください。必ず見つけられます。
夫のホンネを知る動画講座でもご説明していますので、参考にしてくださいね。
もちろんカウンセリングでもお伝えしています、での、ぜひご相談ください。
夫の本当の気持ちを知って、あなたの、そのモヤモヤをスッキリさせましょう!!
執筆:下木修一郎(しもきしゅういちろう)
NPO法人日本結婚教育協会会員
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家
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