妻からセックスを断られ…セックスレスになり離婚したいと考える男性の心理

 

「とにかく早く終わって・・・>_<)」

肉体的に辛く、セックスなんて無理だ!と感じている場合、無理して夫のセックスの相手をすることは苦痛以外の何ものでもありませんね。

なのに、そんな辛い思いをみじんも理解してくれない夫にがっかりしますね。

つい「もう止めてよ!」とセックスを断ってしまった経験はありませんか?

 

今、セックスを断わり続けることでセックスレスになってしまう夫婦が急増しています。そして、セックスレスを原因として離婚を考える夫も増えているのです。

夫は妻とのセックスに何を求めているのでしょうか。

セックスレスからの離婚危機にならない方法を一緒に考えていきましょう。

 

男性にとってセックスは性欲を満たすだけのものではない

 

男性の性欲について勘違いされている方も多いですが、男性は「やりたい」ばかりで妻にセックスを求めるのではありません。

もちろん性欲を解消する、という目的だけの男性はいます。そういう男性のセックスは非常に自己中心的ですからとても分かりやすいです。

例えば、前戯に時間をかけない、自分の求める行為を半ば強制するなど、幼いセックスを相手に要求するという特徴があります。

逆に、しっかりと前戯をする夫は、相手(妻)を喜ばせようという気持ちを持っているといえます。(セックスが上手か下手かは別の問題ですが)

ですが、朝の忙しい時や、夜に疲れて眠りたい時などに限って誘ってくる、こちらのことも考えない身勝手な行動は、発情期の犬のようにしかみえないでしょう。そういう夫に「男性なんてやりたいだけでしょう?」と思ってしまうのも仕方ありません。

相手の気持ちやムードを気にしない夫の「いいだろ?」要求には困ったものです。

 

でも・・・朝になったらちょっと元気になり、そのまま相手に求めたい!という衝動は、同じ男として良くわかるのです。

また、家に帰ってきて、やっとリラックスできた。そんなとき、隣には可愛い妻がいる。ああ、抱きしめたい!ムラムラ!そういう思いで夜遅くに求めたくなるのですよ・・・。本当にごめんなさい。

夫が妻に求めるとき「性欲の解消」のため、というのは確かにあります。

でも、実はそれ以上に、妻とセックスをすることによって得られる喜びが男性にはあるのです!

 

夫にとって、セックスは「俺に愛情があるんだな」を感じる大事な行為

 

夫も人間です。男だって愛情を感じたいのです。

結婚するほど大好きな妻から愛情を感じたいのです!

でも、愛情を感じるのはセックスだけではありません。

人の好む愛情表現は7つのパターンがあると言われています。

1.自分の好きな事をさせてくれる
2.家事や育児を手伝ってくれる
3.私をねぎらってくれる
4.スキンシップしてくれる
5.プレゼントやサプライズをしてくれる
6.一緒の時間を作ってくれる
7.一所懸命働いてくれる

夫と会話がないと思ったらチェックすべき7つの行動より

このリストでいうと、セックスは「4.スキンシップ」に入りますね。

 

もらって嬉しい愛情は、本人の性格や年齢、時期、社会的な立場によって全く異なります。

例えば、仕事が面白くて仕方がない男性であれば、「1.自分の好きなことをさせてくれる」ことに強い喜びを感じるでしょう。

ですから、好きなこと(仕事)に熱中していることを妻に不満がられると強い不快感を覚えます。「俺のことを分かってくれない」と感じるからです。

 

セックスを求めてくる旦那さんは、今、大好きな妻に受け入れてもらいたい!!という形の愛情を欲しているのです。

 

見事、妻から受け入れてもらえると・・・

「ああ、自分は愛されているんだぁぁ・・・」

 

(写真はイメージです)

 

という幸せを強く感じることができるのです。

家族のために明日も仕事がんばるぞー!という思いが湧いてくるわけです。

 

逆に、望んでいる愛情をもらえないと、男性も家族のために頑張れなくなってしまうのですね。

 

セックスレスだから離婚したいのではない

 

セックスレスで離婚をしたい・・・と考えている男性はどんな気持ちなのでしょうか。

実際の男性の相談をご紹介させていただきますが、どうやらセックスができないから離婚したい、というだけではなさそうです。

この文面の裏にある彼の本音を推測しながらお読みいただければと思います。

こんにちは。今回相談させていただきたいのは妻との離婚についてです。まだ、協議の前ですが、事前に知識を入れておきたくて相談した次第です。まず家族構成は次のとおりです。

私(34歳)妻(30歳)娘2人(小3と小1)

下の娘が生まれたくらいの時期から会話がなくなり、必要最低限のやりとりがある程度の状況です。セックスもその頃からないため、いわゆるセックスレスです。

妻は主婦で、収入は私のみです。たまに、アルバイトをしているみたいですが大きな収入ではありません。住居は持ち家です(築2年)。家計は妻が担っており、細かい部分はわかりません。私は必要に応じて都度お金をもらっている、という状況です。

離婚を考えている理由は、やはり会話がないこととセックスレスです。その理由だけで離婚は可能でしょうか。おそらく、離婚の話を切り出しても拒否されると思いますので、それでも離婚できる可能性はありますか。今は無理でも、たとえば数年後なら可能になり得る、ということもありえますか。

34才男性からのご相談(記載許可済み)

ものすごく妻に不満があるという雰囲気ではありません。表面的には怒りも無い。でも、ものすごく悲しさと虚しさを感じる相談内容です。

私が感じた彼の気持ちを、感情を入れて翻訳してみましょう。

『僕は何度も彼女をセックスに誘った。でも、イライラしている彼女は何度もそれを断った。もういいんだ。妻とのこの現状は、もう変わらないだろう。

僕は家族を支えるため一緒懸命働いてきた。お金だって全部妻に渡しているのです。僕はこんなにも頑張ってきたに、このままではまるで家族の奴隷です。

でも、きっと離婚を切り出しても妻からは拒絶されるでしょう。離婚したいほど苦しい思いを彼女は否定する。理解なんかしてくれない。

何年かかってもいい、離婚できる可能性はありませんか。お願いします、離婚の可能性があると言ってください・・・。』

この相談メールを読んだとき私は、彼はセックスレスだから離婚したいのではなく、愛情がもらえないこの虚しい状態から脱したいのでしょう。

彼にとって「セックスレス」が続くことは、これから一生妻から愛されないという絶望を意味しているのです。

 

出産後、一時的に減少する女性の性欲

 

先ほどの相談メールでは「下の子が生まれたときにセックスが無くなった」とあります。

奥さまはまだお若いですが、二人目を産んで、もう子どもはいいかな、と思われたのかもしれません。子どもを作るためにセックスをしたのか、と考えてしまうと、男性としてはもっと虚しくなってしまいますね。

もしかしたら、単に子どもを産んだことによる性欲減退が原因だったのかもしれません。

女性は授乳にともない「プロラクチン」というホルモンが分泌されます。プロラクチンは体力が奪われている女性が妊娠しにくいように生理や排卵を抑制する働きを持っています。女性は自分の身体を危険にさらさない、生まれた子どもに愛情を注ぐこと専念できるよう、身体を守る仕組みをあらかじめ持っているのですね。(授乳をやめればプロラクチンの分泌も下がるそうです)

産後にセックスを要求されると嫌悪感を抱くのは、女性の身体を守るための仕組みなのです。

 

このように、なぜ産後には夫に嫌悪感を持ってしまうのかを科学的に理解しておくことはとても大事です。感情より理性的な情報を好む男性に分かりやすく伝えられるようにしておくことは、夫の繊細な気持ちを守ることに繋がります。

しかし、実際には何の知識も情報もないまま、未熟なカタチで夫婦はコミュニケーションを取り続けます。

 

セックスを誘っては断られる夫。セックスの気分じゃなかったのかな、タイミングが悪かったのかな、と自分に言い聞かせます。

また何度か頑張って妻を誘います。その度に、妻から「嫌そうな顔」をされてしまいます。眉間がちょっと寄るというか、あからさまじゃないんですけど、「え・・・」みたいな。

知識が無いから、ストレートに傷ついてしまう。「ああ、僕のことを愛してないのかな・・・」と思ってしまう。いや、そんなことないはず、と思って、また別の日に誘う。そしてまた断られて、もういいかな・・・って諦めてしまう。

セックスを断られる度に、心が擦り傷だらけになっていくのです。

 

女性も男性も性の知識を持っていれば、お互い「なんで断るんだよ・・・?」「なんで分からないのよ・・・!」と苦しまなくて済むのですから、産婦人科の先生方が、ママたちの心構えとして、出産後にセックスレスにつながる身体と心の変化や知っておきたい知識をお伝えして頂けると一番良いタイミングなのにな・・・と思ってしまいます。

(産後のケアについて伝えていらっしゃる産婦人科さんがあったら是非教えてくださいm(_ _)m)

 

不倫とセックスレスとの因果関係

 

男性が知識として知っていたとしても、実際に男性の性欲が無くなるわけではありません。それでもなお要求してくる夫もいるでしょう。

知識として知っているにも関わらず妻に求めるということは、妻には負担をかけるけれど、どうしても「君としたいんだよ・・・」という苦しみを伴っている可能性もあります。そういうときに妻から言われて一番傷つくのは

「そんなにしたいなら外でしてくれば!」

という言葉ですね。イライラが募ってこの言葉を言ってしまった!という方も少なくないと思います。

ですが、この言葉ほど、男性に大きな傷を与える言葉はないでしょう。

妻とセックスがしたい。妻に受け入れてもらいたい。妻に愛されたい。にも関わらず「外でしてくれば!」と拒絶することが彼をどんな気持ちにさせてしまうのかと考えれば、この言葉の危険性はお分かりになると思います。

実際に風俗で働く女性によると「妻が妊娠中」というお客さんは多いそうです。ただ、風俗の女性はお金が全てですからドライな関係ですから、夫婦の関係が改善すれば風俗通いは止めてくれるかもしれません。

しかし、妻にセックスを断られたショックを癒やす矛先が、一般の女性へと向いてしまったらどうでしょうか。

残念ながら、セックスレスと浮気には強い因果関係がありそうです。ある探偵会社の調査によると、30代の浮気をした夫のセックスレス率は72%だったとのこと。浮気の原因がセックスレスだけとは限りませんが、浮気男性の7割がセックスレス状態だったのです。

妻から愛情を感じないという理由で他の女性に気持ちが向いてしまい、不倫に走った場合、問題解決はとても困難です。「不倫なんか最低!!」と社会的な倫理観で咎めたり、責めたり、さとしたとしても、愛情に飢えている夫の不倫を止めることはできません。それどころか、妻から責められるたび「僕の苦しみを分かってくれるのは彼女だけだ」とさらに不倫相手に気持ちが向いてしまうのです。

 

「私にセックスを求めないで」

「他の女ともしないで」

 

この矛盾した2つのメッセージ、言い換えると、夫に対して『セックスの欲求を持つな!』と言っているのと同じ。

「じゃあ、どうすればいいんだよ・・・」と、夫に大きなストレスがかかってしまいますね。

 

夫に愛情を感じてもらうためにできること

 

夫のストレスを下げるためにはどうすればいいのでしょうか。

 

まず、夫はセックスがしたい。この考えを肯定しなければ、ストレスは減らせませんね。

「そうだよね、したいよね」

と肯定した上で

「私としたいのに、なかなかできなくてごめんね」

「相手の気持ち」を含んだ言葉を使ってみてください。

 

「相手の気持ち」+「自分の気持ち」

この組み合わせで言葉を使うと、自分の気持ちを分かってもらえていると感じて、夫の気持ちは少し楽になるはずです。

 

もちろん、夫を肯定したからといって、全て受け入れる必要はありません。嫌なものは嫌なのです。ですが、ただ単に「やめて!」と伝えるより、夫の心のダメージは格段に下がるでしょう。

あなたのコミュニケーションが変われば、夫もまた変わるかもしれません。辛いのにセックスを受け入れてあげたあなたに対して「辛いんだよね、ごめんね、ありがとう」と言ってくれる可能性だってあります。何も言われないよりははるかにマシです。

 

「相手の気持ち」を知ることは、円滑な夫婦生活にとって欠かせないのです。

 

子育てに、家事に、仕事にと大変な状況の中、夫の気持ちを上手に受け止めるのは大変です。

あなたも自己流で頑張って来られたのではありませんか。

 

悩んでいるあなたに早く楽になっていただけたらと思い、夫婦カウンセラー下木修一郎が5,000人を超えるカウンセリングのノウハウをまとめた動画をご用意しました。有料だからこそできるクオリティに、この動画をご覧になられたお客様から

「夫が何を考えているのか初めて分かった」
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「心が楽になりました!」

こんなたくさんの嬉しい感想を頂いております。

苦しいときこそ、どうしたら楽できるかを考えてもいいと思うのです。夫との付き合い方が分からなければ、知っている人から学べばいいのです。

結婚を学ぶことは、自分らしく生きるための選択のひとつ。何を考えているかよく分からない夫相手に無理して自己流で頑張り続けるのは、大変ですから。

 

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「この人と結婚して良かったなぁ(*´ω`*)」

というハッピーな結婚生活を是非あなたにおくっていただきたいです。

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長い文章、最後までお読みいただき、本当に嬉しいです。ありがとうございます!

無理せず、のんびり、幸せになりましょうね!!

下木修一郎

執筆 夫婦再生カウンセリング名古屋 主宰 下木修一郎(しもきしゅういちろう)
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家

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