未婚男性のなんと89.8%が「家事は夫婦で分担するのが当然!」と回答
夫婦再生カウンセラー下木修一郎です。
暑いですね、名古屋は暑いです。湿度が半端ございません。
象印さんが行われた『未婚の男女に聞いた理想の夫婦生活調査』の結果でとても興味深い発表がありました。
象印の調査だぞぅ
象印さんありがとうございます
20〜30才代の未婚の男女が結婚にもとめている理想です。既婚者じゃありませんよ。
夫婦の家事分担に関する調査項目(800名の未婚男女に調査)
『結婚後、日常の家事を夫婦で分担することは当然だと思いますか』と尋ねると、なんと全体の88.0%が『当然だと思う』と回答。
男女別にみると『当然だと思う』と答えた男性は89.8%、女性は86.3%で、男女ともに家事は分担するものという意識でいることがうかがえます。
2017未婚の男女に聞く理想の夫婦生活調査 象印調査シリーズ
20〜30代の未婚男性のほぼ90%が「家事は分担すべきだよね〜」と回答しています。
男女共同参画社会、共働き夫婦という言葉一般的になったせいでしょうか。仕事をする妻を家事でも支えるという考え方が一般的になりつつあるように思います。
しかも、家事分担は当然と考える割合が女性より男性の方が
3.5%も多い!
対象は男女各400人だから、男性の方が
14人も多い!!
89.8%
10人中9人。
意識としてとても高いことがわかります。
実際に本当にやる?かどうか分かりませんけれど、「家事をやる」意識があるのは、とても素晴らしいと思います。
また、家事分担の仕方についての調査もありました。
『家事分担はあらかじめ決めたほうがうまくいくと思うか』の問いに対して、85.8%の男女が『あらかじめ決めたほうがうまくいく』と答えました。
その内訳を見ると、23.8%が『明確に決めたほうがうまくいくと思う』、62.0%が『おおまかに決めたほうがうまくいくと思う』と回答しています。
細かく決め込みすぎるよりも、時には夫婦で助け合いながら家事を共有する。そんな意欲があらわれた結果となりました。
2017未婚の男女に聞く理想の夫婦生活調査 象印調査シリーズ
という結果だそうです。
細かく決めすぎるより、家事を共有する。
象印さんの調査結果を書いた人は、なかなかうまく着地されています。
たしかに、明確に決めると、夫婦にとってはデメリットの方が大きくなってしまいます。
この23.8%、226名の「明確に」と言ってる方に知ってもらいたい事があります。
あらかじめ明確に分担を決めることは、夫婦にとってとてもリスクがあるのです。
というわけで今日は、家事を取り決めするとちょっとしんどくなる、というお話。
共働きだとしても明確に家事分担を取り決めすると苦しくなる
明確に決めるとは、育児、選択、家事など、家に関わることをしっかりルール作りをするということ。
ルールとは規則や守るべきことです。
「あらかじめ決めたほうがうまくいく」という感覚には、少し「損得」の考えが混じっているように思うのです。
まるで、CP=コストパフォーマンスを意識しているような感じ。
損したくないから、ちゃんと決めようね。
あなたも損したくないでしょう?
私はこれだけやってるんだから、あなたもこれだけやってね。
そういう雰囲気が感じられます。
しかし実際に生活を始めると、急な残業、予定、体調不良、子どもの体調不良、行事など、さまざまなトラブルに巻き込まれます。
ご飯だって作りたくないときもある。
食器を洗いたくないときだってある。
あるんですーーー!!
たとえ合意の上で決めたことでも、守れないときだってある。
昨日はできたけど、今日はできない日だってある。
しかし、明確にきめられたルールは、守らないとルール違反となります。
「なんでやってくれないの?決めたでしょう?」と、守らない方もその相手も気持ちてきに不快になる。
もちろん体調不良など、仕方がないよね、という考慮はできます。
でも、そういうことが何日か続くと、やっぱり問題が発生します。
相手のことが信用できなくなる。
ルールをやぶったら、ルールを破った本人の人格を疑うようになるのです。
「いつも守ってくれないじゃない!」
疑われた方は、相手の冷酷さに距離を取ってしまう。
「いつもじゃない、この前はやった!」
さほど大したことではないことでも、まるで重罪のように言ってしまう。言われてしまう。
ルールを決めるというのは、とてもリスクがあるのです。
夫婦をゆるく長く楽しく続けるためのコツはルールを決めすぎないこと。
うちは、私がお皿洗いをよくします。「食事は私、お皿洗いはあなた」みたいなことを奥さまに言われました。これはルールか(笑)
ただ、仕事で疲れていたりして、やっぱりしたくない時がある。そういうときに、気付いたら奥さまが何も言わずにやっている。
ああ、ありがとう、と思う。
そういうことがあると、翌日、「よっしゃ!今日は俺御飯作る!」と言いたくなる。
お返しがしたくなるものです。
明確に決められた家事分担を全うするより、必要なときに、ちゃんと助け合えるといいなと思います。
損得よりも、支えてもらっていることを実感できる喜びを知る方が、人生はもっと豊かになりますね!!
「相手のために、自分の人生を使いたい」って思えるような夫婦を応援するため、今日もがんばります!
執筆 夫婦再生カウンセリング名古屋 主宰 下木修一郎(しもきしゅういちろう)
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家
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