「自分で決めたくない人」になっていませんか?
「自分で決めたくないんです。」
どう行動するか?それとも、修復しないか?という決断の話になると、自分では決めたくない、という人。
カウンセリングでも、たまにいらっしゃいます。
でも、私には見せていないだけで、実はかなり多いのではないか、とも思っています。
自分で決めたくない、と決める。まるで何かを決断しているかのようにも見えるこの言葉。
ですが、夫婦関係において、自分で決めない、というのは「相手に決めさせる」という別の言い方にすぎません。
相手に決めさせる。つまり、自分の人生をコントロールするハンドルを相手に持たせるわけですから、夫婦問題の解決が長くなってしまうのです。
そんな「自分で決めたくない人」になってしまうのはどういう人でしょう。
そして、「自分で決めたくない」という考えが、夫婦関係の修復にどのような影響を及ぼすのかをお話していきます。
もしかしたら、あなたも「決めたくない人」になっているかもしれませんよ…
決められない人と決めたくない人は、違う
まず、自分の選択を自分で決められない人と、自分で決めたくない人とは全然違います。
まずは「決められない人」の特徴からお話しますね。
自分の選択を自分で決められない人は
・自信がなく、自分の判断を恐れている
・自己主張が弱い
・周囲の意見に惑わされる
これらの特徴が見られます。
もともとそういう性格の人もいますが、夫婦問題が起き、自信を失ってしまうと、このような決められない状態になってしまう人になってしまうことがよくあります。
夫婦問題も、人間問題。経験が物を言います。
少し話がずれてしまいますが、もしあなたが職場で起きる人間関係に対応できるとしたら、それは今までの経験や先輩や上司からの教育を元に対処することができたのでしょう。
既に経験したことがあるような体験であれば、対応することができる。
特に成功体験を持っていれば、自信をもって対処することができますね。
しかし、夫婦関係はどうでしょう。
起こる問題が、もう、初めてのことばかり・・・。
「なんでこんな風になるのか全然分からない!意味不明!私はこんなに頑張ってるのに!!」
そのような状況のなか、自分で良かれと思って頑張ってきたのにうまく行かないことが続けば、そりゃ自信もなくなって当然です。
ということは・・・夫婦関係で自信がなくなるのは当然、ということなのです。
どんな女性でも、問題が起きれば、自信がなくなるのです。
自信がなくなって、当たり前なのです。
(昔は自信あったのに、今は全然ありません…という方は、カウンセリングでもたくさんいらっしゃます)
では、自分の選択を決められる人になるためにはどうすればいいのでしょう。
仕事では、先輩や上司が問題解決の手助けとして利用できます。
夫婦では、自分の親…はちょっと偏ったアドバイスをしがちなので(汗)友達夫婦でもいい。客観的な視点で話を聞いてみるのもいいですね。
ただし、その人の体験のみから導かれたアドバイスには偏りがあるかもしれません。
たくさんのケースを経験したカウンセラーなどの第三者からの情報を得るのもいいでしょう。
さらに、寄り添ってくれる人がいれば心強いですね。
自分で考えるための情報をゲットできれば、それを元にいろいろ行動を起こすことができる。そして、トライアンドエラーをして経験を積み、自信を作る。
その結果、「自分で決める」ことができるようになります。
前回のインスタライブでも言っている「覚悟」を持つことでも大きく変わってくるでしょう。
自分で決められない人は、正しい情報と周囲からのバックアップがあれば、大きく変わることができる。
ところが、自分で決めたくない人は全く違います。
決められない、ではなく、決めたくない意思を持っているのです。
自分で決めたくない人
自分で決めたくない人の特徴として
・責任を取りたくない
・他人任せの性格
というイメージが考えられます。
ですが、夫婦問題の場合、無責任でも他人任せでもなくて
「相手を悪者にする」
ことで、決めたくない意思を強く持ってしまうことがあるのです。
いったいどういうことでしょう。
例えば・・・「相手が浮気をした」ケースで考えてみます。
そういう場合、もちろん浮気をした相手が悪いのだけれど、夫婦である以上、自分のことを見返したり、自分の行動を変えなければならなかったり、相手のことを理解する必要も出てくるわけです。
その上でどう行動していくのか、はたまた離婚するのか、などを決めていくことになります。
決めないと、行動できませんからね。
でも、浮気されてしまったことに対して、自分に「浮気された女」というレッテルを貼られてしまった!バカにされた!自尊心を傷つけられた!という思考に陥ってしまうことがあるのです。
そうなると、相手を理解したり、自分の行動を変えるという、前向きな行動を取ることはとても難しくなってしまいます。
相手が悪い。だから、これから先どうしていくかは、私は考えない。考えたくない。
なぜ私が考えなければならないの??
私は被害者よ!
となってしまうのです。
自分で決めないと楽
相手が悪い!と思っている人でも、本当は自分で決めていかなければいけないと心の奥では分かっていることがほとんどです。
でも、それが受け入れられない。
自分で自分を縛り付けている状態。
じゃあ、自分を縛っている自分の手を離せばいいのでは?と思うでしょう。
これが不思議なもので、自分で自分を縛り付けている方が、楽だったりするのです。
相手が悪いんだもの。自分は悪くないんだもの。
そう思っておけば、これ以上傷つかなくて、いい。
それに、自分が幸せにならないことで、相手を苦しませることもできる。
めっちゃくちゃ苦しいのに、楽。
なんか変な話ですけど、そうなんです。
人間って、無意識に楽な方を選択するようにできている。
そういう意味ではとても合理的な行動なのかもしれません。
ですが、
楽 イコール 幸せ
ではないですものね。
相手のせいでこうなった、私は悪くない!という発想は、問題に向き合わなくてもいいという状況を作ります。
でも、相手に向き合っているわけではないので、やっぱり苦しいわけです。
その苦しさは、そのまま夫婦関係に反映されることになります。
居心地の悪い夫婦関係です。
(もちろん「決めたくない人」的には、「こうなったのは、あなたのせいだからね!」という思考になります)
解決するための心構え
自分がどうするかを決めない。
これは、私の考える幸せと対局にある考え方です。
私は、幸せとは、自分で自分の人生の選択をすることだと思っています。
苦しかったら、それを自分の手で解決すると決める。
自分で決める。
自分を幸せにするも、しないも、自分で決めることができる。
選択の自由。それこそが、幸せになる権利だと思います。
だから、決めることを拒否することは、幸せから最も遠い考え方だと思っています。
そんな「決めたくない人」が決められるようになる解決策とは、ずばり
自分で苦しみを終わらせると覚悟すること。
だって・・・どう選択すれば幸せになれるかは、もう、きっと分かっていますものね。
両手で自分を束縛して苦しむのは、本当のあなたじゃない。
自分で、自分の人生を選び、バーーーッと羽ばたき、笑顔で上を向いて進んでいくのが、あなたの幸せ。
自分で、選ぶ。選べるんです。
自分で選んだら、人のせいにもできないけれどね。
でも、自分で選んだら、相手のせいにしなくてもいい。人を呪わずに済む。だから、きっと後悔も少なくて済むでしょう。
自分で選ぶことを先送りにしていければいくほど、修復も難しくなっていきます。
だからこそ、これを読んで
「もう決めます。終わらせる覚悟を持ちました!」
という人は、ぜひ教えてほしいのです。
だって、めちゃめちゃかっこいいじゃないですか!!私が、めちゃ祝福します!!!だれかメッセージ送ってくれると嬉しいなぁ・・・♡
一人でも多くの人が、幸せになる選択ができますように。
最後まで読んでくれてありがとう!!
執筆 夫婦再生カウンセリング名古屋 主宰 下木修一郎(しもきしゅういちろう)
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家
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