「夫を信じてる」←それ危険です！
夫婦再生カウンセラー下木修一郎です。
いきなりですが・・・
夫を信じているあなた。
今すぐ信じるのをやめてください
危険です！！！
夫婦関係の修復の邪魔もする”信じる”という行為の危なさを、今日はたっぷりお伝えします。
本当に心が通じ合っている夫婦ほど、実は信じていないものですよ・・・
夫を信じて、裏切られる妻たち
「私は夫を信じてたんです。でも、あの人は浮気をしました。裏切られたんです。」
夫が浮気をしたという相談で、苦しい胸の内を伝えてくれるご相談者様たち。
そうですよね。
信じてたのに、陰で浮気されていたとしたら。
信じていたからこそ、苦しい。
信じていた自分が馬鹿みたいだ、と言われる方もいます。
裏切りは浮気だけじゃありません。
ずっと一緒に生きていくと信じていたのに、突然離婚を言い出す夫。
信じて支えてきたのに、仕事がうまくいった途端に家族を大事にしなくなった夫。
結婚前は優しかったのに、妻を見下すようになったモラハラ夫。
果ては、「シネ」なんて言い出すひどいDV夫だっています。
信じて結婚したのに、裏切られる。
苦しい思いをしている女性が、たくさんたくさんいます。
もしあなたが夫を信じているのであれば、あえて私は、こう言わせてもらいます。
「夫を信じるのを、いますぐ止めましょう！！」
それは、
あなたが傷つかないためではありません。
実は、信じることには、大事な物を見えなくしてしまう「ものすごく恐ろしい罠」が潜んでいるからなのです！！
だれも教えてくれなかった、夫婦関係の根幹である”信じる”ことについて、今回はお話しします。
私と一緒に考えていきましょう！
結婚における”信じる”とは何か
ところで、さっきから何度も言っている
”信じる”
とは、一体なんなのでしょうか。
改めて考えてみることにしましょう。
【信じる】を辞書で調べてみると
相手のことばや人柄に偽りがないものと思う。信用する。信頼する。
広辞苑より
このように書かれていました。
信じるとは、この人は偽ってないと思うこと。
これはつまり・・・・
結婚前の、あるいは幸せな結婚生活を送っているときの、この夫の姿が本来の姿である。
きっとそうだ、そうに違いない！と思うこと、と言えます。
もっと生々しく言うと・・・
この人は誠実だもの。
絶対私に嘘なんてつかないよ。
私を誰よりも大事にしてくれる。
浮気なんか絶対にしない。
いつも家族のことを一番に考えてくれる。
ずっと守ってくれる存在だよね、あなたは！
と思い込むこと、です。
確かに、信じていない相手と結婚するのは難しいでしょう。
実際に、ご相談者様に結婚した動機を聞くと、誠実、とか、やさしいから、という理由がとても多い。あと真面目（に働く）というのも多いですね。
結婚の決め手として安心・安全な結婚生活ができることを重要視している女性がとても多いように思います。
でも、私はこのような女性たちの”信じる”という言葉に違和感を感じています。
そして、あなたもきっと、感じたことがあるはずです。
例えば、、、
あなたが友達の恋愛相談に乗っているとき、その友達が
「私は彼のことを信じてるから！」
と言ったとしましょう。
「そうだね、きっと大丈夫だよ！」
元気のない友達を勇気づけるために、あなたはそう答えるかもしれません。
でも、なにか違和感を感じませんか？
言ってる本人は気づかない。
けれど、周りは感じている・・・。
そうなんです、そこに、
”信じる”ことで起こる心の歪み
が潜んでいるのです。
信じるほど大事なものを見失う
「私、信じてるから！」
そういう人の言葉に違和感を感じるとき、恐らくあなたは友達に起きていることを客観的に分析しているはずです。
でも、目の前の友達は違う。
他の女と別れて私とつきあってくれた！
私の欲しかったプレゼントをを覚えててくれた！
私のことをものすごく大事にしてくれた！
などの思い出が、客観性を失わせます。
しかし、あなたはそんなことされてもない。
だから、客観的に見える。見えてしまう。
（うーん、その男、言うほど優しいか～～～？）
客観性のありなしで、見えているものは全く違ってしまいます。
事実を歪んで捉えてしまうのです。
普段の生活でも同じことが言えます。
飛び込みのセールスマンに「首が楽になる枕がありますよ！」と言われたらどうでしょう。
怪しい！！！と感じて、疑い、質問して、相手の言葉の根拠を知ろうとしますね。（まぁ、追い返すかもしれないけれど）
しかし。
仲の良い友達が「首が楽になる枕使ってるんだよね～」と紹介してくれたら？
マジか？！俺も欲しいかも！どこで売ってるの買う買う！となるかもしれません。
本当は怪しい枕かもしれませんが、信じている友達なら鵜呑みにしてしまうかも知れません。（私はすぐにそうなる）
信じているがゆえに、価値を正しく判断できなくなってしまう経験、あなたにもありませんか？（私はそれで奥様に怒られます）
プルルルル、ガチャッ。
「おばあちゃん？オレオレ。会社の金を横領しちゃって…クビになっちゃう…100万円必要なんだ」
孫のことを信じているおばあちゃんは、お金を払ってしまう。そして本当の孫に怒られる。（Wカワイソウ）
事実を歪ませてしまう”信じる”という行為は、時として、とても恐ろしいものなのです。
では、なんのために”信じる”という思いがあるのでしょう。
実は”信じる”と、人生にすごいメリットがあるんです！
”信じる”と・・とても・・・楽に・・・・なれるんですよ・・・・・。
”信じる”は、とっても便利なしくみ
今日のお昼、何食べようか…この服で大丈夫かなぁ…仕事の優先順位はどうしよう…あ、水がない、買わなきゃ。え？高いよ、安いところ調べなきゃ…などなど、人生は毎日が小さな決断の連続でできていますね。
人は1日に3万5,000回もの決断をしている、という研究データもあります。
それをひとつひとつ真面目に取り組んでると、めちゃくちゃ疲れちゃいますね。
うまく決断できたかと、毎日不安で仕方がなくなります。
それを楽にしてくれるのが、そう
”信じる”
なのです！！
このショップなら安いに違いない。
彼がこの服似合ってると言ってくれた。
ロカボって書いてあったから食べても太らないよね。
このメーカーの商品なら選んでも安全だよね。
そうなのです、信じると、考えなくて良くなるんです！
いちいち決断しなくてもいい！
何にも考えずに、買える！食べれる！選べる！
人生を委ねられる！！
あー楽ちん！！！
信じることは、不安の解消をもたらし、日々の生活の負担の軽減してくれます。
人は不安や面倒を避けたい生き物ですね。
実生活のなかでも、その人間心理はしっかりと利用されています。
いまさらですが、コカ○ーラの中身が何かなんて調べませんね。コカ○ーラ社の製品はきっと安全に違いないと思っている。あの綾○はる○さんが美味しそうにCMで飲んでるんですから、きっと安全に違いない！夏の暑い日やサッカー観戦はコカ○ーラでしょ！と無意識にコンビニの棚からコカ○ーラを選んでしまいます！（それは私）
信じているから、不安じゃない。深く考えなくて良い。
強く関心を持たなくても良くなるのです。だって、安心だから。
ところが・・・
知らない土地のスーパーで、無名メーカーのドリンクが棚に並んでいると、どうですか？
え？知らないんだけど、大丈夫？と不安を掻き立てられ、もう興味津々です。何味？何県で作ってるの？と、コカ○ーラでは生じなかった感情が続々生まれます。（勇気を出して買って、やっぱりな〜となったりするけれどｗ）
人は知らないものや信じられないものには、強く関心を持つのです。
信じるのは、とても便利ですね。ですが、信じるが故に、失われていくものがあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
それは「関心」です。そう！
関心が失われていくのです。
信じると思うほど、
無関心
になってしまうのです！！！
これこそが、夫婦間における”信じる”の一番大きな問題なのです。
関心が失われるとどうなるか？
家事や育児で疲れていたり、そもそも相手の気持ちなんかを考えるのが面倒だなと思っていると、負担を減らしたくなるし、面倒なことを考えたくなくなりますよね。
そんなとき
「ワタシ、あなたを信じていますから！」
そう思えば、どうでしょう？？
考えなくて良くなります。
グッと負担が減らせるのです。
人を信じることは悪いことじゃないし～。
むしろ、なんだか尊い。
いい人っぽい！
不安はイヤ。
楽になりたい。
だから、
彼が何をやっているかわからなくても
仕事で夜遅くなっても
なんだか機嫌が悪そうでも
なんだか会話が減った気がするけど
最近スマホをお風呂にも持っていくけれど
「ワタシはアナタをシンジテルから」
そうすれば、考えなくて済んでしまう。
私はちゃんと自分のこと頑張ってる。
悪いことだって、何一つしてない。
ワタシはシンジテル。。。
という毎日を繰り返してしまったら・・・
その結果、確実に相手への関心が失われてく。
気付いたら、無関心になっているのです。
コカコーラの味は一生変わらない。と信じてる。
夫の家族への思いも一生変わらない。と信じてる。
コカコーラを飲むように、夫との関係を作る。
信じれば信じるほど、無関心になっていく。
妻が夫に無関心になっていくと、なぜか、なぜだか知らないけれど、鈍感な夫も気づくのです！！気付いてしまうのです。。。
「俺のことはどうでもいいんだな・・・」と。
妻に期待できなくなった夫は、寂しさから、出会い系を始めたりする。
誰でもいいから、自分に関心を持って欲しいから…
（やっていることはダメだけれど、人から関心を持たれたい気持ちは、私にも分かります。）
信じることが夫婦の危機になるというなら、いったい、どうすればいいのでしょう！？
簡単です。
疑えばいいのです。
徹底的に疑えーーー！！！
「信じるのがダメなら、相手のことを疑え！と言うことでしょうか？？そんなギスギスした関係で、夫婦は仲良くなれないでしょ？」
と思いますよね。
信じることがダメなのではありません。
信じるを繰り返した先にある、無関心が問題なのです。
「好きの反対は嫌いじゃない、無関心である。」
この言葉、一度は聞いたことありませんか？
夫婦相談をしていて、もっとも多い危機の原因は間違いなく
「無関心」です。
「無関心」は「嫌い」よりもたちが悪い。
嫌いなのは自分で気付きます。
夫にムカつくー！という状態です。
ですが、無関心は自分では気づかないんです・・・
だって、関心がないんだからーーー！！
しかも、自分は人を信じるいい人だから。。。
あ、もしかしたら、もうすでに、
あなたは・・・無関心に・・・・なっているかも・・しれ・・ませんよ。
はい！簡単にテストする方法があります。
「３分で夫の好きなところ１０個挙げてみてください。」
何でもいいです！好きなところを挙げてみてください！
好きで結婚したのであれば、１０個くらいいけるはず。
でも、もし１０個挙げられなかったら・・・
もう無関心かも！！！
ハッハッハ。
ごめんなさい、ビビらせちゃって。
でも、ビビってください。大事なところです。
自分の心に関心を持て！
です。
自分が無関心になっていることに、関心を持てばいいのです。
やばい、無関心になってるかも・・・と思ったあなた。
大丈夫です。安心してください。
やることは明確です。
信じるの反対をやればいいのです。
疑えばいいのです。
ちゃんと夫のことを疑ってあげてほしいのです！
夫は今の家族に満足しているのか？
夫が仕事が嬉しいのか？
夫は私のことを好きなのか？？
「そんなの言われなきゃ分かりません！」なんて言わずに。
「あの人の方が無関心なんです！」なんて悲しんでても
しっかりと、関心を持って、夫のことを見て欲しいのです。
相手の内面をちゃんと見つめて、探って、考える。
見つめる方法はあります。→興味あればこちらをご覧ください
正しくやれば、相手の本当の姿が見えてきます。
相手だって生きてる。
結婚したときとは、年齢だって、仕事だって、考え方だって、趣味だって変わっていく。
刻一刻と変化し続ける。
あなたがそうであるように。
だから、結婚したとき”信じた”そのままで一生、夫婦円満できるなんて思わないでください。
結婚したから勝ち組〜〜なんてズルしようとしないでください。
今の彼をしっかりと見て欲しいのです。
彼のホンネを知ることができれば、彼の本当の姿に気づくことができるのです。
疑って、自分で考えて、やっと分かる。
彼は私の大切なものを託せる存在なんだ！と。
相手に関心を持つことで、本当の意味での”信じあえる”夫婦関係を築くことができるのです！！
私はご相談者様も信じてはいません。誰も信じていません。
私と話をしているご相談者様が
「分かりました」
と言った時、ご相談者様の声の奥に、なにか感じるものがあれば、疑います。
「今、何かお伝えになりたいことがあるのでは？」と、質問します。
分からないから、知ろうとするから、その人への関心が高まります。
知れば、もっとその人を幸せにしたいと強く思えるようになれます。
私は女性の気持ちは分からないと胸を張って言います。
自分は無知であると知ることは、カウンセリングでも大いに役立つのです。
ついでに言うと、妻も信じていませんし、夫である自分も信じていません。
自分が浮気をすることは絶対にない、なんて思いません。
思いっきり疑っています。
だって、絶対なんて、世の中にはないから。
明日、道端で上戸彩さんそっくりの女性に、私が一目惚れされるかもしれませんもの（←ここツッコむところ（笑））
疑っているからこそ、油断せずにいられるのです。
妻のことも疑います。わかった気にならないためです。
妻は私とあまりにも違う。
だから私と同じように物事を考えたりしない。
違う考えを持つ私の考えていることが分かるわけがないのです。
だからこそ、私の考えを押し付けることが夫婦関係を壊すという愚かな行為である、と気付くことができます。
無用な喧嘩をするくらいならば、相手を疑い、知ろうとした方が長い目で見た時に楽ちんであることに気づきます。
それに、違うと知れば、その違いに惹かれるようになる。
分からないからこそ、関心が続く。
その結果、ずっと新鮮でいられるのです。←これ重要ですよね！
違うということを受け入れた瞬間から、夫婦関係は劇的に変化していきます！
ほんとです！自身の経験として、断言できます！！！
さいごに
夫を信じるのは、今すぐ止めなさい！！というテーマでお話しいたしました。
いかがでしたか？
やめなさい！と、ちょっと乱暴な言い方をしましたが、夫を信じることが、実は危険なことであることを知って欲しくて強めな言い方をしました。
無関心になるくらいなら、疑った方がいいのです。
「この人は絶対に浮気しないから結婚したんです」と相手を選ばれた方ほど、「夫が浮気したんです…信じてたのに…」とご相談で来られます。
絶対に安心だ、という無関心が引き起こしたと言えるでしょう。
夫婦関係を破壊するのは「無関心」
ぜひ覚えておきましょう！
（番外編）「人」に「言う」と書いて「信じる」だよね？
もしあなたが、夫に
「私はあなたを信じてるから」
と言ってるならば、今すぐ止めましょうね。
そもそも、本当に信じている人は、そんなこと言いません。
私は信じていませんよ、と言っているようなものです。
信じたい。でも信じられない。
信じさせてくれないあなたのせいだよ。
私が信じられない状態であることを分かってよね、と伝えたくて言う言葉ですね。
彼に信じさせてほしいのですよね。
でもそれは、信じているのとは違いますね。
信じていないのと同じです。
信じるフリをしているのです。
そんなフリをしているだけの言葉に、人を動かす力なんてありませんね。
んー？でも、
「信じる」の信の字は、人に言うと書きますよね。
信じるって言ったほうが良いのか？おかしいなぁ～と思って調べたんです。
すると、どうやら信じるという漢字の語源は、
「約束を守れなければ入れ墨の罰を受けてもかまいません」という神様との誓い。
から生まれた漢字だそうです。
人に言うことが信じる、ではないんですって！
神様への誓い…信じていないのに、信じるなんて言ったらバチが当たりそうです（汗）
というわえで、信じてないのに、信じてると言うのはやめましょうね！
最後まで読みいただきましてありがとうございました。
今日から、自分の人生に関心を持つために、疑って参りましょう！！
夫婦再生カウンセラー
下木修一郎
NPO法人日本結婚教育協会会員
夫の気持ちを知る！夫の気持ち研究家
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