悲報:妻は俺の実家に帰省するのがしんどいそうです。

夫婦再生カウンセラー下木修一郎です。

今日は、年末年始、帰省しようと考えている夫たちに伝えたいことを書きます。

でもうちのホームページの読者はほとんど女性ですので、みなさんがシェアしてくれたら世の夫たちにも知ってもらえると思っていますので、出来る範囲で是非シェアよろしくお願いします!

年末年始に帰省する。日本の風物詩ですね。

うちも妻と一緒に実家に帰るのですが、奇妙なことが起きます。

それは、妻の元気がなくなるのです。

あんなに普段元気な妻が、実家ではテンション大幅ダウン。

笑うことも極端に減ります。

さらに観察を続けると、テンションだけではありません、そもそも何もしなくなるのです。

後片付けとかもやろうとしないし、実家のキッチンに立つこともありません。

これには最近まで混乱していました。

世の妻が夫の実家に帰りたくない、という話はよく聞いていましたが、それは嫁姑の仲が悪い夫婦の話だろうと。

うちは、そもそも年に1〜2回しか帰らない。しかも、普段電話で話をすることもありませんから、仲が悪くなることもない。仲が良い、悪い以前の関係だろうと。

ということは、私が間を取り持ってあげればきっとうまくいくはずだ、と。

それにうちの母親はそんなに嫁という立場に対して攻撃をけしかけるような人ではないし。(この思い込みが既に中立の立場を持ててない証拠)

そう思って、いろいろと工夫してきました。

カウンセラーだし、結構がんばったつもり。

ところが(もう結婚して十数年経ちますが)相変わらずテンションはだだ下がり。借りてきた猫(しかも不機嫌)

なんでだァァ!!!

俺の母親のどこが気に入らないんだろう!いい人じゃないか!(完全に母親側についた)

と、モヤモヤしまくっていましたが、今日、妻と話をして、改めて思いました。

これは、無理な望みだったんだ、と。

期待しちゃいけないこともあるんだ!!!

無理なものは、無理なんだ。

世の中の夫諸君、これは私の話ではありますが、もしかしたら君の妻も同じような思いをしているかもしれませんよ。

女VS女

なぜか、嫁と姑というのは相性が悪い。

もちろん性格によるところもある。

いい感じの嫁姑もあるようです。

でも、やっぱり多い嫁姑問題。

その理由は、私が考えるに・・・

妻は女。

母も女。

妻も、私が大好き。

そして、母親も私が大好き(聞いたこと無いけど間違いない)。

同じ男を好きな女性が二人いるわけです。

まず、ここで多くの男性が受け入れられない「母親は女」という考え方。

そう書くのは私でも抵抗がある。

でも、それは事実なんですよ。

どこまでいっても、女は女。

間違っても、男じゃない。

母性の全てを注ぐわけです。

自分のおっぱいで大きくしていったわけです。

可愛くない、わけがない。

男を産めるのも、女しかいないわけです。

もう一度いう。

一人の男に二人の女。

これはやばいパターン。

ちょっと考えてみてほしい。

年齢も同じような女性2人が好きだと言われて、その二人がばったり出会ったシーン。

やばいよね。間違っても仲良くなるはずがない。

それと一緒のことが、ざっくり言えば、実は嫁姑でも起きている。

私のほうが「美味しい」と言わせられる自負

そんななかでも、料理というものは、とても嫁姑問題が出やすいテーマでしょう。

妻は、自分が作る料理が世界で一番美味しいという気持ちで作ってる。

そして、私も「うまい」という。うまいと思うし。

ところが実家に帰れば、食べなれた母親の料理が出てくる。

これは文句なしにうまい。いや、うまいとかじゃない。これを食べて育ってきた。ソウルに訴えかける。

妻が食べてもフツーにしか感じない味でも、私にとっては格別の味。

その超えられない壁が、妻とすれば、最高にモヤモヤするのではないのだろうかと。

随分前だけど、妻の作ってくれたトンカツに、実家で作るトンカツソース(ケチャップとソースを混ぜたやつ)を作って、「これうまいんだよね」と食べていたら、すごい口元を歪ませて「それがソース?へぇ〜混ぜただけじゃん」と見下してきたことがあった。

そんな顔見たことなかったから、本当にビックリした。そのときはなぜ妻がそこまで攻撃的になったのか分からなかった。

でも、次の日思った。

もしかして、母親(という女)の影に嫉妬??している・・・のか・・・??

うわーーーー

マジかいな。。。

そこまで女とは込み入った生き物なのかーーーー!!と。

これは理屈じゃない。

間違えても、母の味を作って欲しいなんて言ってはいけない。

妻には妻の、女としてのプライドがある。

そのプライドをぶっ壊すことは、まちがってもしてはいけいないのです。

実家に居場所のない妻

男にとってプライドがとてつもなく大事であることは、読んでるあなたも分かっているでしょう。

プライドが全て。プライドなくして、生きることすらできない。

男がそうであるように、

女にも、プライドがある。

大好きな人を支えている自負。プライド。

女だって、夫に貢献したい。役に立ちたい。

ところが、実家って場所には、既に主がいる。母というラスボス。

こいつは強い。強すぎる。

それは料理の味だけじゃない。

夫の過去を、誰よりも知っている女。

小学校のときに上手な絵を書いて、先生に褒められたこと。

何が得意で、何が下手で、どういうものが好きで、嫌いで・・・

部活のエピソードとか・・・

何をプレゼントしてくれてなどなど・・・

強すぎる。

妻からすれば、

LV18程度で間違ってゾーマに挑むようなものなの、と想像する。(ドラクエ3ね)

すみませんあなたの大事なお母様をゾーマだなんて・・・

そりゃ、笑えなくなりますわいな。

実家のソファーで楽しく昔話をする私と母を見て、居心地めちゃくちゃ悪くなってるに違いない。

しんどいよね・・・。

仲良くさせることが正しいことではない

妻と母を無理やり仲良くさせようとするのは、違うんですよ。

そりゃ!もちろん!!

私としては、母と妻が楽しくしてくれている姿を見たい。

だって、どちらも大切な女(ひと)なのだから。

でもね、それは、私のただの願望。

それが叶わなくても、お互いがお互いの世界で幸せでいられればいい。

母親には父がいて。(ありがたいことに元気)

私には妻がいる。私のそばにいてくれる。

それを考えたら、無理強いする必要なんてないことに気付く。

でも、もちろん寂しい、男としては。

どっちの女も幸せにしたいんだろうね。男って。

それが、男の宿命のようなもののように感じる。

でも、どちらの女も幸せにすることを正しいと思ってしまうと、どちらも傷つけてしまう。

男の思う正しいことをやることが必ずしも女の幸せにはならない。

何かを得るためには、なにかを捨てる。それが幸せになるためのルール。

あなたの大事な人はだれ?ちゃんと考えて、大事な人を守ってあげよう。

妻と実家に帰って心がけること

妻と実家に帰ることで一番大事なのは、

実家になるべく居ないこと

だそうです(妻談)

いや〜〜もちろん、居たい思いはある。なんなら一週間とか・・・

でも、それじゃ妻がえらいこっちゃになるので

なるべく外に連れ出すようにしています。

ラスボスと一緒の場所にいたら、落ち着かないでしょう。

もし本当に実家でゆっくりしたいなら、思い切って妻を置いて実家に帰るというのも手だと思います。(と、妻が言ってました(笑))

でもそれはちょっと寂しいし、やっぱり付いてきてほしいので、なるべく外へ連れ出すようにしています。

おかげで、昨年の盆休みは行ったことない実家近くの観光スポットに行けました。今年はどこに行こうかな!!

家から1時間のところにこんな場所が!!

あなたが思うより、妻は帰省中に頑張っている

久しぶりに帰る実家。

友達にあったり、美味しいご飯を食べたり。

楽しいこともたくさんありますね。

そのとなりで、奥さんは頑張っています。

ついつい帰省でテンション上がってしまって、妻の存在を忘れそうになりますが、ちゃんと気をつけて見てほしいのです。

もし、いつもより元気なさそうだったら

もし、いつもより頑張ってる感じだったら

「帰省するの気を使うよね。ありがとうね。」

とねぎらってあげてはいかがでしょうか。

少しだけかもだけれど、元気が戻るかもしれませんよ。

あなたからの言葉が、何よりも元気にしてくれるはずですから!

まとめ

全ての妻が帰省を嫌がるわけではありません。

ただ、気を使うのは間違いないと思うのです。

うちの奥様も、「帰省するのは嫌」と言ったことはないのです。私が帰って楽しそうにしているのを知っているし、それを邪魔するのも違うと思ってくれているのでしょう。

でも、とっても素直な人だから、顔に出てしまう。

逆にありがたいと思う。

そういうこと、男性は本当に鈍いから。

さて、またまた帰省したいから、しっかりと一緒に付いてきてくれる奥様のケアをがんばりたいと思います!九州のうまいもの、食べさせてあげよう!!!

「また来年も帰ろうね」って言ってもらえるようにがんばるぜ。一緒にがんばりましょう!

※女性の気持ちを想像して書くのはこんな仕事をしていてもやっぱり難しいですね!気になるところあったら是非コメントください!(Facebooktwitterにリンク貼っておきますので)

shushimokicur
執筆:下木修一郎(しもきしゅういちろう)

NPO法人日本結婚教育協会会員
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家

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