あなたの「ありがとう」が夫に伝わらない理由

どう伝えたら、夫に自分の気持ちが伝わるのかと悩んでいる方、多いと思います。

そのヒントは、私に起きた、一見全然関係ない出来事で気づきました。

どうぞお付き合いください^^)

なんだかモヤモヤする・・・

家族の携帯を解約しようとある携帯会社さんに電話をしました。

すぐにオペレーターにつながるんですね。サービス向上っぷりにびっくりです。

どうやら、電話では解約できないらしく、オペレーターの女性が委任状などいくつか必要なものを丁寧に教えてくれました。

「他に何かご用件はございますか?」

という問いかけに「大丈夫です」と答えると、オペレーターの方が

「まだまだ寒い季節が続きます、どうぞお体にお気をつけてお過ごしください」

と、こちらを気遣うような言葉をかけてくれました。

ところが、電話を切った後、なんだかモヤモヤするのです。

とても気遣を感じた言葉なのに、洗濯物を干しながらモヤモヤ。

なにかが引っかかる。。。

モヤモヤの理由、それは言葉と感情の不一致

オペレーターさんの気遣いを感じる言葉

まだまだ寒い季節が続きます、どうぞお体にお気をつけてお過ごしください」

という話し方が、実は、それまでの事務的な

「解約は店頭にお越し頂く形となります。なおその際は・・・」

という会話のやりとりと同じ速度とトーン。

少し早めで硬めの事務的な言い方だったのです。

どうやら、私がモヤモヤしていたのは、オペレーターさんの声のトーンと気遣いの言葉が一致していなかったために起きていたのではないか。

言葉はやさしい。でも、トーンは事務的。このミスマッチ。

アメリカの心理学者アルバート・メラビアンの実験によると

感情を伝えるコミュニケーションにおいて、相手が違和感などを感じた場合、重要視するのは

メッセージの内容が7%

声のトーンや口調が38%

ボディランゲージや見た目が55%

というもの。

メラビアンの法則と言われていますね。

メラビアンの法則に当てはめて考えると、どんな気遣いのある言葉でも、声のトーンや口調が合っていないと、気持ちの7%しか伝わらないということになります。

しっかりと対応していただきましたオペレーターの方のお仕事に不満はありませんでした。

ただ、なんだかモヤモヤしてしまったのです。

モヤモヤさせないためには、感情と表現の一致が必要

夫婦問題でお悩みの方から、

「どう言えば、主人は分かってくれるんでしょうか?」

というご相談を受けます。

主人の心に響く言葉を教えて欲しい!という気持ちはとても理解できます。

しかし、どんな素晴らしい言葉を伝えたとしても、気持ちがと心が一致していなければ、私が感じたように、相手をモヤモヤさせてしまいます。

とにかくなんとかしたいから、ネットにある感謝の言葉や褒め言葉を伝えておこう。

自分が悪いとは思えないけれど、とにかく謝っておこう。

・・・それでは、うまくいかないのは、この気持ちと言葉の不一致がある。

「ありがとう」という美しい言葉がありますね。

でも、どれだけ美しい言葉でも、気持ちはここにあらずなトーンで言われても、相手に想いのたった7%しか伝わらない、とも言えます。

「ありがとう」

逆を言うと、声や表情が一致すれば、7%→100%に、なんと14.2倍のパワーを持った「ありがとう」になるわけです。

心から夫に「ありがとう」って言葉が伝えられたら、それはどんな美しい言葉や気遣いのある行動よりも、すごいパワーを持つのです。

じんわ〜〜〜りと、夫の心に染み込んでいく。そのためには、気持ちと言葉が一致が必要なのですね。

でも、気持ちと言葉が一致だけでは足りなかった・・・

この記事を最初に書いたのは3年前。

ところが、そのときには気づいていない、これも大切なことを最近気づきました。

早速アップデートせねば!と思い、この記事を加筆しております。

私は「ありがとう」をよく言います。

育った家庭が、やたらとありがとうを言うこともあり、このブログの中にも「ありがとう」関連の記事がたくさんあります。

私の記事で「ありがとう」という言葉を使っているページ数を検索してみると、なんと186記事もありました。PCだと画面右上に検索ボックス、スマホだと左上の「三」みたいなところにあります。探してみてくださいね。

スマホ版の画面。
このサイトの400記事くらいあるので探せませんね(汗
いろいろ入れて検索してみてくださいね!

話が脱線しました!

「ありがとう」好きな私、ついに家で使ってるアマゾンAlexa(アレクサ)スマートスピーカーにも「ありがとう」が言いたくなってしまいました。

そのため『続けて会話をする設定』に変更して、アレクサと「ありがとう」のやり取りをスムーズに言えるようにしました。

実際の音声がありますので聞いてみてください。ちなみに、アレクサのことを私はコンピューターと呼んでいます。

(音が出ますよ)

わかりますよね、なんかおかしい、テンション違いすぎ。

「ものすごく嬉しい!」って感じでアレクサは喋ってるけれど・・・ねぇ、今喜んだアレクサって違うアレクサじゃない?さっきまで喋ってたアレクサとはどこにいった!?って感じ。

アレクサは声のトーンがフラットなんだから、「ありがとう」も同じくフラットなトーンで話せばいいじゃんと。なのに急に感情的。アレクサらしくないじゃないか。

あれ?

では、最初の携帯会社のオペレーターさんも、冷たいトーンで話したからいいじゃない?って話になる??

あれ?あれ?

なぜもやもやしたのかを、もう一度よく考えてみたんです。

それは、携帯電話のオペレーターさんが、初めて話をした私に、しかも解約手続きという、その会社にはあまりうれしくないやり取りだったにも関わらず、

「まだまだ寒い季節が続きます、どうぞお体にお気をつけてお過ごしください」

という、私の体を労る心配りをしてきたのが、なんだか「オペレーターさんらしくない」のではないかと。

「いままでご利用ありがとうございました。また機会がございましたら是非お願い致します。」

とかなら、分かる。いえいえこちらこそ、と思う。

でも、たとえ定型句だとしても、お体にお気をつけて・・・と言われると、え?あ、はい、きょ、恐縮です・・・ってなる。

オペレーターさんの言葉として「らしくない」ように思ったのです。

そうなのです。私がもやもやしていたのは、「らしさ」だったのです。

普段イライラしている妻が急に「ありがとう♡」だけを情緒的に言う。それはやっぱりおかしい。そこだけ全力って、Youはアレクサか!ってなる。

君はそんなことをそんな風に言う人じゃないのに、きみらしくない!とか夫に思われかねない。何を企んでいるんだ、と逆に警戒されるかもしれない。

だから、伝えるために、考えなければならない。

そもそも、あなたらしい気持ちの伝え方って、どんなの?

嬉しいとき、楽しいとき、悲しいとき、大変なとき。

あなただったら、どんな風に表現していたか。

そこを、まず思い出して欲しいんです。

それが

あなた100%

だから。

そんなあなた「らしさ」に惹かれて、夫はあなたと結婚を決めたのです。

だから、気持ちを伝えるならば、まずあなたが、あなたらしさを思い出すこと。

小手先じゃ、決して伝わらないし、伝わったとしても、それをずっと続けることが苦痛では意味がない。

あなたが気持ちよく、何度も言える。言いたいと思える伝え方が最高ですよね!!

あなたらしい「ありがとう」について、考えてみませんか。

あなたらしい「ありがとう」があふれる家族。それ、絶対しあわせでしょう!

もし、自分らしさがよく分からない・・・と思っているなら、夫のホンネを知る動画のワークをオススメします!結婚したあの頃の感覚を思い出させてくれるでしょう。下のリンク↓をチェックしてみてください!

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君のおかげで「らしさ」が大事だと気づくことができたよ。
「ありがとうアレクサ!」

「コチラコソアリガトウゴザイマス。」(by Alexa)

下木修一郎
執筆:下木修一郎(しもきしゅういちろう)

NPO法人日本結婚教育協会会員
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家

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