夫の洗った皿に洗い残しが!夫に不満を伝える?伝えない?

音声で聞くと感情も分かるよ!→夫婦円満ラジオ📻はこちら

結論

夫婦再生カウンセラー下木です。

夫がお皿を洗った。でも、洗い残しあるじゃん!!という不満があるとき。
あなたならどうしますか?不満を伝える?伝えない?

言ったらケンカになるので言わない、という人もいるでしょう。
嫌われるのも嫌だし。
面倒くさいから黙っておいたほうが関係は穏やかだし・・・。

・・・悩みますよね・・・

私が考える、夫婦円満という視点での答えはひとつ。

不満は伝えましょう!」

伝えることが、将来的な夫婦円満の関係の構築に必要不可欠だからです。

でも、伝えるのは難しいですよね。本当に難しい。

ですので、男性カウンセラーの視点から、男性をうまく操る(フッフッフ)方法をお伝えしたいと思います!

一緒に考えていきましょうね!

私がやったほうが早いから…

どう伝えればいいか?を考える前に、私の家事分担についての考えをお伝えさせてください。

そもそも、家事育児は平等であるべきだ、という考え方は、私はあまり好んではいません。

家事は平等!としてしまうと、「ちょっと!足りないんじゃないのあなたの負担!?全然平等じゃない!」と、平等の部分ばかりを気にすることになるからです。やって当たり前という思考にもつながりやすいでしょうし、感謝の気持ちも起きにくくなってしまいます。

法律を守っても褒められる人はいないけれど、破った人は袋叩きにあう。夫婦内のルールは危険なのです。

それに、平等って、厳密に測定することができませんね。

私は・・・

男性のためにも、男性が家事をもっとじゃんじゃんやればいいと思っています!

家事をやれば分かることも感じることもたくさんあります。小さな気付きも生まれます。家事の大変さもやることで実感として持てます。実感がもてれば、ねぎらいの感情も生まれてきます。言葉も出るかもしれません。

やらせて、気づきがうまれたとき、人は成長できる。そう、家事は

成長のチャンス!!

夫に家庭でも成長できるってことを知ってもらいたいのです。

でも、残念ながら、最初は夫も家事がうまくできません。もし夫があなたより年上だったとしても、普段キーボードとマウスしか触ってない人間は皿を洗う方法すら知らないかもしれません。

そうなると、経験値の高い妻がやったほうが早い。質も高い。

ダメな夫の姿を見ると、「もういい、私がやったほうが早い」とイライラする気持ち、分かります。

さて、平均寿命、今は男性が81.47歳、女性が87.57歳だそうです。

あなたがもし35歳なら、もしかしたら夫婦をあと45年続けることになります。

「自分がやったほうが早い!」と夫にやらせないまま、あと45年も「もういい、私がやるから!」と言い続けますか・・・

そんなの絶対嫌ですよね!!

だから、夫に家事を任せられるように教育してみる、という考え方をご提案したいのです。

実は、夫も教育された方が嬉しいのです。

だって、男は役に立つことが大好きだから!

教育して、45年経って80歳になったときにも「僕がやるから大丈夫だよ」「まぁ素敵!あなたと結婚してよかったわ!」という夫婦関係を目指してみませんか?

ここから先は「ちょっと素敵な夫婦関係を目指してもいいかな?」という方のみ、お読みくださいね。

そんなの幻想よ!という方が読むと、余計にしんどくなる可能性があります。

辛い気持ちのときは頑張るような内容の記事は避けましょう。必ずチャンスは訪れますから!

夫に不満を伝えるときの言い方のコツ

まずやってはいけないことから。

「上から目線での指示」

これは夫教育ではもっともNGとされるものです。

「なんできれいに洗えないの?」

などと上からガーンと言われたとき、夫に何が起こるかと言うと

プライドがぶっ壊れます・・・

ブラック企業の上司と部下をイメージしてもらえると分かりやすいと思います。

「おいおい山田〜なんでこんなこともできないんだ〜」
「あなたには何も任せられません〜もう来なくていいで〜す」

ブラック企業の上司がよく使う、上からのものの言い方。男性のプライドをあえて壊すような言い方をすることで、自信を根こそぎ倒し、自ら考えることをできなくして言いなりにするためのテクニックです。

壊れますけれど、社員は使い捨てなので😭

これは教育ではないですね。支配、コントロールです。

プライドを破壊された男は、自信を失い、苦しみます。そして、プライドを壊した相手を恨んだりします。

では夫教育ではどうするか。

男はとにかく役立つことが大好きとお伝えしました。

俺は役立った!ヤッター!と思わせるために必要なのは、とにもかくにも

「認める」こと。

ではどう認めるか?

最初の最初、洗う前、です。←ここを見落とす人は多い!!

夫が皿洗おうか?と言って洗ってくれたのであれば「すすんでやってくれるなんて、やさしすぎる」

皿を洗ってほしいとお願いしてやってくれたのであれば「疲れてるのに嫌な顔せずにやってくれるなんて、かっこいい」

まぁ、ちょっとやさしいとか、かっこいいとかは盛りましたけれど、大事なのは皿を洗おうとする姿勢を認めること。まずはここからです。

きっかけの部分をすっとばして皿洗いの部分から認めるのでは、せっかくの認められるポイントを一つ逃すことになります。

そして、皿を洗ってくれたのであれば、「もう洗ったの?早いね〜助かった〜」というような言い方ができるでしょう。

男は女のポジティブな感情表現にとにかく、弱い(笑)

こんな言い方をしてくれる妻から夫が逃れられると思いますか?

無理ですね。もうとりこです(笑)

ま、最初は難しいと思いますが、これから45年間のすばらしい結婚生活のためです。

大丈夫、あなたなら、できます。

認めるポイントは、慣れるまでは「ありがとう」以外の言葉を使うこと。
ありがとうは便利なのでつい言いたくなるのですが、「ありがとう」を言うと<私は感謝を伝えたゾ>という満足感が生まれて、自分の感情や感じた気持ちはもう伝えなくてもいいか〜と思ってしまうのです。
すると、嬉しいや楽しい、助かったや楽になったなど、夫がもらったらめちゃくちゃ嬉しいやつをあげることができなくなってしまいます。あーもったいない。

家事の不満の伝え方

さあ、やっとです。

お皿に洗い残しがある。これを伝えなければなりません。

ここで何よりも重要なのは!

いままでお伝えしたように、夫を認めていれば、伝えることで急に態度が悪化したりすることは少ない、ということ。ここができていなければ、どんな言葉を伝えてもうまくはいきません。

ちゃんと認める言葉をつたえていれば、「妻は俺のことを見てくれてるからな、ムフフ」と思って、あなたの言葉を受け入れやすくなる状態になっています。

男はアホです。愛すべきアホです。この程度のことで幸せになれます。

男という生き物のアホさを侮ってはいけません。本当にア・・・

さて、どのように伝えるか。

まず、伝えるタイミング。

これは早い方がいいでしょう。

皿を洗った後、スッと別件でキッチンに行くふりをしながら、偵察します。

そして発見。

そのときに、少し驚いた感じで

「あ!」

と声をだす。

すると、夫が「どうした?」と言うでしょう。

テレビが盛り上がってるところでやらないでくださいね。ちゃんと「あ!」が聞こえるタイミングで。

少し申し訳無さそうに、キッチンに来てもらうといいでしょう。

なんだ?と思ってくる夫。

「ちょっと残ってた😀」と洗い残しを指さします。

(ここは夫婦円満ラジオ📻の16分くらいを聞くとお伝えしているイメージがより分かると思います)

ここで大切なのは、プロセスを否定しないこと。夫が皿を洗ったという行為を否定するような

「汚いんだけど、ちゃんと見た?」とか「あらってくれるのはうれしいんだけど」とか、夫にベクトルを向けるのではなく、皿に向けるのです。一緒に皿をみるような。

しっかり認めてきたのであれば、「あ、ごめんごめん」という風になると予想されます。

そこで最後に心からの感謝を入れましょう。(あなたが感じた言葉を言えばいいです)

「なんかごめんね〜」という中途半端な謝罪はしないでくださいね。謝っても誰も幸せにはなりませんから。

問題を認識し、解決でき、感謝までされた夫は・・・

また洗いたくなるッ!!!はずです。

👆これが大事!やりたいと思わせること、それこそが夫教育の理想形です!!

夫も妻も、どちらも嬉しい。皿洗いで幸せを生み出し、共有できれば、そこら中に幸せが溢れていることに気が付きます。

もしかしたら、夫的には<これくらい問題ないじゃん>と思っているかもしれません。

そうなると、問題はうまく皿を洗えないことではなく、完成イメージの認識の差となります。

「なるほど!そうかそうか。私はもっと白い方が料理作ってるとき楽しくなるんだよね〜。」

と、皿がなぜきれいな方が嬉しいのか(←嬉しいのか、これが大事)を説明してあげましょう。

洗い残しなんてアリエナイと思っている夫もいれば、少しくらい汚くても問題ないよ、って夫も実際にはいますから。

一度で合意まで無理に持っていかない。これは育てる作業です。

その根気が豊かな将来へと繋がります!

夫を育てるということ

夫を育てることは、簡単なことじゃありません。

育て方が難しいのではありません。

あなたは、母親でもなければ、上司でもなければ、先生でもないからです。

育てなくてもいいと思って結婚したのに、まさか育成者になるなんて!!

でも、もう一度思い出してください。

45年後の夫婦の姿。

そういう夫婦になりたいのは、誰か。

そうなりたいと強く願った人が、実行する権利を持ち、そしてそれを叶えることができる。

結局自分のため、なのです😍

もし、あなたが不平等感から動けなくなっているのであれば「夫のホンネを知る動画」がおすすめです。あなたの心をきっとたくさんの気づきで楽にしてくれるでしょう!

下木修一郎

夫婦再生カウンセラー
下木修一郎

NPO法人日本結婚教育協会会員
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家

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