「うちの夫婦は大丈夫」な人ほど危ない
どんな夫婦でも何かしらあるんです
結婚、それは大好きな人と死ぬまでずっと一緒にいられる素敵な制度。
でも実際には、そんな「あまーーーーーい!」ものではありませんね。
死ぬまでの50年間、ずっと大好きでいられたら、とは思いますが
残念ながら、そんなことはあり得ません。
どのご夫婦も必ず何かしらの問題を抱えています。
こういうと、
「そうでしょうか、知り合いのご夫婦はとっても仲が良いんですよ」
とおっしゃる方がいます。
確かに。そう見えるご夫婦もいます。
ですが、日本人は夫婦関係を徹底的に秘密にする習性があります。
仲が良くても悪くても徹底的に隠すという、奥ゆかしき民族。
「もうあんな旦那いらんわ!」
と、旦那さんの愚痴を言ってるレベルではまだ余裕がある状態。
本当にピンチだと簡単に人には話せません。
心を許している信頼している仲でなれば深刻なことはしゃべれない。
だって、陰口たたかれたり、可哀想だと思われたくないですものね。
(カウンセリングで下木さんに言えてすごく楽になりました、って方、すごく多い。みんな苦しかったんだな…と感じています。)
周りの幸せそうな雰囲気に、なんで自分だけこんなに苦しまなきゃいけないの?!と辛い方もいるでしょう。
でもね、意外と周りの夫婦もいろいろあるんですよ。
辛いのはあなただけじゃないのですよ、ということです^^)
なにも悲観する必要はありません。
むしろ、今が大変な人ほど、今行動を起こせるラッキーな人なのだと私は思うのです。
「うちは大丈夫」が招く油断
「うちは夫婦仲がいいので、大丈夫です。」
という方、それは素晴らしいことです。
(仲が良いのに、このページを読んでいただきありがとうございます。本当に感謝です。)
ただ、ここが夫婦の難しいところなのですけれど、
パートナーは、本当はどう思っているのか?
相手の本心の部分(本音)は、実はよく分からないわけです。
「好きだよ」と言ってもらっていれば、大丈夫。
とは言い切れないのです。
あるアンケートから、日本の夫婦は意外と仲がいいのでは?という結果が出ました。
0~6歳の子どもを持つ20~50代の男女500人に
「夫または妻に対する満足度はどれくらいですか?」
と聞いたそうです。(BEST T!MES編集部さん調べ)
その結果はこちら
「とても満足している」18.0%
「満足している」30.8%
「やや満足している」24.0%
「やや不満がある」15.6%
「不満がある」7.4%
「とても不満がある」4.2%
満足している男女が全体の7割を占めたそうです。
「不満派は、わずか3割弱にすぎない。夫婦の危機はメディアが煽り過ぎでは。」
という流れでアンケートが紹介されていました。
数字にすれば確かに7割が満足しているわけですから、円満な夫婦が多そうに見えます。
ですが、実はそんなに単純なものではありません。
例えばこちらの組み合わせ↓↓↓
とても満足している妻 と やや満足な夫
どちらも満足派で、夫婦仲も問題はないように思えます。
でも実際には、問題を抱えやすい組み合わせだったりするのです。
(満足派の組み合わせなのに!?)
実は、実際に同じような組み合わあせのご夫婦がいらっしゃいました。
34才の奥さま、33才の旦那様、子どもさんお一人のご夫婦です。
【とても満足している妻(34才)の本音】
うちの夫はとにかく優しいんです。自分の言うことはなんでも聞いてくれるし、家事も手伝ってくれる。子育ても協力的で、保育園の発表会にも毎回ちゃんと来てくれるんです。私のパート先は結構人間関係が難しくて、よくストレスを感じるんですけど、そういった愚痴なんかもちゃんと聞いてくれるし、時には頑張れよって応援だってしてくれます。周りからも、素敵な旦那さんと結婚したね、って言われるんです。本当にこの人と結婚できて良かったと思ってます!
【やや満足な夫(33才)の本音】
パート先の不満を聞かされるのは、本当はしんどいです。仕事もけっこう大変で、やはく帰ってくるために結構周りにも気を遣っています。もう少し家でもリラックスしたいです。でも、妻に大きな不満があるわけじゃありません。ただ、ちょっと安らげないというか。でも、自分の正直な気持ちは言えないんですよね。妻も頑張ってるし、力になってあげたいですから。
相手のことをとても思いやる旦那さん。そんな旦那さんと結婚できてしあわせな奥さま。
ところが、なんと旦那さんが「離婚したい」と言い出して・・・
どうして良いか分からずに奥さまがご相談にいらっしゃいました。
「まさか・・・あんなに仲良しだとおもってたのに。意味がわかりません。」
奥さまのショックの大きさといったら、それはもう半端ありません。
だって、直前まで何の問題も無い、と思っていたのですから。
なぜこんなことが起きてしまうのか。
それは、最近の男性によく見られる傾向にあると考えています。
とにかく、やさしいのです。
やさしすぎるくらいやさしい男性が、どんどん増えています。
やさしい夫は、自分の不満を本当に言いません。
だって、それで妻が傷ついたり、嫌な思いをしたら困るからです。
草食系男子が旦那になった、草食系旦那とでも言いますか。
ですから、ギリギリまで溜めてしまいます。
自分の本心を言えないのです。
ある旦那さんは、妻に離婚を言い出しながらも、
「でも、なるべく君を傷つけたくない」
と言います。
妻からすれば、まったく意味不明です。
旦那さんのあまりのやさしさに、奥さまたちはその変化に気付けないのです。
「うちは大丈夫です」
もしそう思うなら、その自信の根拠はいったい何なのか。自分自身は、いったい何を基準として大丈夫だと思っているのかを知っておく必要があるわけです。
夫婦は不満があって良い
まいにち夫婦の相談を受けていると、本当にご夫婦、いろいろあるなぁと感じます。
そもそも、男と女で結婚に求めるものが違います。
何を幸せと感じるかが違うわけです。
家庭で過ごす時間ひとつとっても全然違う。
たとえば、
男性の場合、癒やされたい、家に帰ったらくつろぎたい。
女性の場合、旦那さんと喋りたい。一緒の時間を過ごしたい。
このように求めているものが違うもの同士が同じ屋根の下でともに暮らしているわけですから、何かあって当然なのです。
何もない方が絶対に不自然なのです。
「何も問題ない」と思っていることの方が、怖いわけです。
何かあることを語り合えない方が、実はとってもキケンなのです。
では、もしなにかしらあったとしたら、実際にどうすればいいのでしょう。
本音を言ってよ!と言えばいいのか。
それでは、相手は本音なんか言いませんね。
何をしてあげたら相手は本音を言うのか・・・難しいですよね。
「何をすれば良いのか分かりません」
みなさん、おっしゃいます。
そりゃそうです。
旦那さん本人ですら、どうしたら本音が言えるのかが分かってないのですから。
分からないから放置して、どうしようもないくらい夫婦仲が冷めてしまったり、逆に余計な事をたくさん言って遂にキレられて離婚騒動に発展したり。
相手からの信頼関係がまったく無くなってからでは、夫婦仲を良くするのはとっても大きな負担がかかります。
病気と一緒で、早期発見、早期治療が最も望ましいのですが、夫婦には健康診断のようなものがありませんから、誰も見つけてはくれません。
自分でなんとかするしかないのです。
逆に言えば、自分でなんとかすればいいんです。
その原動力が、この「夫と恋したい」という思い。
このページにお越しになった、あなたの奥底にある欲望。
「もう一度、旦那と恋がしたいの!!」
その想いに、あなたの人生を変える大きなパワーが秘められているのです。
といっても、いきなりパワー全開!!というわけにもいきませんね。
微妙な夫婦生活を何年も続けてこんな感じになっちゃったわけですから、そんないきなり「好きよ!」なんて訳にはいきません。
大丈夫。無理せず、少しずつやっていきましょう。
今日チェックしてもらいたいポイントはこちら!
「ここ一ヶ月の間、ご主人の笑顔を何回くらい見ましたか?」
ご主人に対しての関心を高めるために大事なポイント、それは
「相手の状態を見ること」
旦那さんに恋する第一歩です。
よかったら、下の投票も参加してみてくださいね!
もし笑顔が見れて無くても大丈夫なのです。
むしろその方がいい!!
そのことに気づけたことが、今を変える大きな一歩になるのですから^^)
執筆 夫婦再生カウンセリング名古屋 主宰 下木修一郎(しもきしゅういちろう)
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家
夫が何を考えているのか分からないあなたへ『夫のホンネがわかる動画』も絶賛公開中です。
↓夫婦再生カウンセリングの申し込みはコチラから。日本全国お電話でもお話できます!