プレゼントで失敗するダンナさんの「2つの習慣」
ビジネスマンが幸せになる夫婦戦略「日払い」では、「愛の投資」方法を日払いで妻に与えていく方法をお話しました。
今回は「ボーナス払い」について。
ボーナス払いとは、結婚記念日や誕生日、クリスマスなどの「プレゼント投資」を指します。
ちなみに、妻へプレゼントを贈っているダンナさんは4割以下だそうです。このページを見ているあなたは、その4割に入ります。その時点で相当イケてます。あとは、何をプレゼントするかですね。
では早速。まずは「失敗する」パターンから見て行くことにします。
【プレゼントで失敗する夫の行動】
◯過去の成功体験をくり返す
豪華な花を贈ったら、妻がとても喜んでくれた!ので、毎年プレゼントは花。
しかも豪華さが年々増していくパターン。
喜んでもらったから、次も間違いなく喜んでもらえると考えるのは、
戦略無き拡大に突き進む企業の衰退シナリオと同じ。
このような人は、自分の贈っているプレゼントの価値を正確に見極める事ができていない状態です。
◯サプライズ好き
男性(夫)は妻の気持ちを理解するのは不得手なため、相手の気持ち(ウオンツ)をくみ取らなくても、確実にリアクションを取ることができるサプライズを好みます。
しかし、プレゼントで喜んでもらうことが目的だったはずなのに、サプライズで相手を驚かすことが目的化してしまうのです。
このような人は、「目的の手段化」と呼ばれ、本来の目的を見失っている状況にあります。
これをやられると、嬉しいんだけど、分かってないなぁと思われてしまいます。
◯当日に渡さない
前もって出張が入っていたにも関わらず、まぁ次の日でも良いだろうとプレゼントをその日に渡さない。
妻も分かっているだろうなんて思っているかもしれませんが、正直妻は大事にしてないでしょ私の事って思うかもしれません。
失敗するプレゼント投資に共通していえることは、
「リサーチ」を怠っているということ。
妻がいったい何に喜ぶのか、をちゃんとチェックしていないのです。
リサーチを怠ると、ビジネスではこんな感じ。
あなた:「部長!女性はサプライズ好きだから、驚かせれば商品も売れますよね!」
部長:「誰だコイツを雇ったのは」
夫婦では、こんな感じ。
あなた:「最高だろうこのビーチ!サプライズ旅行最高だろ?」
妻:(紫外線、紫外線、紫外線!!)
このような残念な状況から抜け出すために、
早速「妻のリサーチ」を始めましょう!
家庭内での観察調査で、以下を重点的にウオッチしてください。
・チラシ、カタログどこを見ているか?ページの角は折れていないか?
・ネットの履歴で頻繁に出てくるページは無いか?
・お気に入りの服や靴のくたびれ度合いはどうか?
・独り言で「いいな〜」「欲しいな〜」は出ていないか?
・釘付けになっているテレビCMは?
・情報誌やタウン誌で気になっているスイーツ屋はないか?
・旅番組で高い反応を示しているところは?
これらの情報を得るためには、多くの時間妻と一緒にいて、会話をしながら観察を続けることが必要ですね。
え?無理?時間が足りない?今更言われても?
・・・・わかりました。
では、そんなあなたに、最強の「デプスインタビュー」をご紹介します。
インタビューの切り出し方は、実に簡単です。
「奥さま、プレゼントは何がお望みでしょうか?」
と聞くだけ。
サプラズ好きなあなたには、さぞや屈辱でしょう。
しかし、リサーチ不足のプレゼントをもらった妻は、ちょっぴり、いや、結構残念なのです。
あなたの気持ちが嬉しいからこそ、残念なのです。
感謝するき気持ちを伝えるのがプレゼントだから自分で考えたものをプレゼントしたい、という考え方は恋人同士では良いでしょう。
しかし、いつも一緒にいる夫婦ならば、相手が何を欲しがっているかを知ろうと興味を持ち、喜ぶものを贈ることは「投資の基本」なのです。
もちろん、前日に聞いてはいけません。妻の気持ちが分かっている夫を演出するためには、2週間前には聞かなければいけませんね。
ステルス的リサーチ(娘に聞くとか?)をしっかりやったうえで、さらにサプライズを仕掛けるなら、それはもう、相当カッコいい、です。惚れ惚れです。
ちなみに、うちは「奥さんがうれしい」を再優先させてますけどね。。。だって分かんないんだもの!
それでは、みなさんの成功をお祈りしています!
執筆:下木修一郎(しもきしゅういちろう)
夫婦再生カウンセリング名古屋代表カウンセラー
NPO法人日本結婚教育協会会員
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家
▶下木修一郎のプロフィール
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