介護に関わっていくときの楽になる気持ちの持ち方
下木:覚悟を決めて母、そして妻に「よく頑張ってるね」と言う言葉を伝えてあげるのが私のスタンスだね。
桃沢:そうですね。私もひたすら仕事ではお客さんを褒めまくっています。
だけどさすがに色々と溜まってくる。毒も吐きたくなる。女性はしゃべることによって解消したりするので、発散できる場っていうのはすごく大事だなって思います。
下木:母が父に不満をぶつける。妻が母に文句を言う。これはストレス発散の毒吐きなんだね。
桃沢:そういう意味では、毒吐きができる場所を作ることも介護にとって大きなテーマですね。みんなが毒吐きができる場が欲しいですね。毒吐きルーム、下木さん考えてくださいよ!(笑)
下木:わかりました(笑)介護はストレスと隣合わせだものね。
知識を持って今から準備をしておけば、介護になったときも大きな苦痛を伴わず、スムーズに始められるかもしれない。
桃沢:次が自分ですからね。次の世代がこれを受け継いでいくわけですから。介護をしている親を見て育つ。ここで拒絶してしまうと、次の世代にも拒絶されてしまうことになります。解決は簡単ではありませんけれど、感情を整えていくことはできるかもしれない。よいところを受け継いでいけるといいですね。
介護の現場は乱れているからこそ、自分自身の乱れを整えてから行くことが大事なのです。「やられる」って言う言い方は変だけれども、ほんとに参ってしまうから。
下木:介護には終わりがない。良くなるわけでもない。だからこそ前向きなテーマを持って関われれば、少し楽になれるかも!
桃沢:最後はそこに尽きると思うんです。今を楽しく前向きに一緒に過ごす。今のうちにいい思い出を残していくという意識を持てれば、お母さんも「私がんばったわ!」という満足感を持てるのではないか、って、今感じましたね。
下木:お父さんは正直体が丈夫なので、まだまだ長生きすると思う。さっきまではそれも正直不安材料だった。介護が長引くだろうなぁと思って。
桃沢:じゃあ、接するなかでどれだけ楽しめるかですね。
下木:そうね。さっそく子どもを誘って両親のところに行くよ。介護が子どもたちのプラスになればいいね。
桃沢:あとは下木さんが毒を吐けることですね(笑)
下木:女性はしゃべることでストレスを発散するけれど、男性の場合はどこでストレスを発散するんだろう?私にも分からないぞ(笑)
桃沢:男の人は黙ってしまいますものね。
下木:がんばって毒の吐きかた考えよう(笑)桃沢さん、今日は本当にありがとうございました!
桃沢:介護の話を真剣にする機会がないので嬉しかったです。ありがとうございました!
介護を必要としている人が問題を起こしていくのではなく、現実を上手く受け入れられないひとの気持ちが問題を大きくしていく。
介護をしている人を肯定する。これに尽きる。
お恥ずかしい話ですが、人の話を聞くプロの私でも、家族となると正直難しいのです。肯定することは簡単ではありません。
だからこそ、このコツを夫婦で共有して、できたらお互いをホメ合ってくださいね。
早速うちの奥さんお義母さんを肯定しまくったところ、最初は不安そうだったお義母さんが最後には「心配しなくていいからね」と言ってくれたらしいのです。素晴らしい!!もちろん、私は奥さんをホメまくりましたよ^^)
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NPO法人日本結婚教育協会 愛知支部員
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