難病も納得して結婚したのに、介護に疲れて別れたいという妻【夫婦相談】
【相談】u.s.さん 58才男性
3年前結婚。私脊髄小脳変性症徐々に進行する難病。妻の母には診断書と説明をつけてお互い納得して結婚。最近難病の私の介護に疲れたので、離婚してほしい話。何度も話しあい一度は結婚を続けることに決まったので、妻の希望で実家に帰って頭のなかを整理してくるはずが、もう帰りたくない。やり直すきっかけや注意点を教えてください。また復縁はできますか?。協議離婚には応じないです。
裁判で勝てますか?慰謝料は請求できますか?私仕事休んでますが、給料、保険、介護年金あります。暴力行為ありません。
【男性夫婦カウンセラーの回答】
回答者 下木修一郎のプロフィール
身体の不自由さにこの一件…お辛いですね。
結婚当初すでに現状を理解し婚姻に至ったのですからと言うあなたのお気持ち分かります。
婚姻している2人は助け合いの精神でとはいわれているものの…お互い強制権があるかと言うと定かではないです。
50歳前後の女性は一般的に更年期を迎えはじめ、身体的にも精神的にも不安感や衰え感を覚えるものです。3年前の精神、身体ならできたことでも今は自分自身のコントロールが難しくなっているのではないかと思います。このくらいの年の女性が今後、一人で生活するにも不安なはずなのに離婚を言いだしている。突発的な気持ちではないと思いますよ。
暴力は無いとのことですが、暴力は手を出すことだけではありません。言葉、威圧もそれに属します。
日々、お互い「ありがとう」の言葉はどれほど伝えられていましたか。溢れるほど感謝の言葉を奥様へ贈られてきましたか。
「協議離婚は応じない。裁判だ!!」というお気持ちは、『大切な伴侶として幸せにしてあげたい』と言う気持ちよりも『幸せにしてほしい』という気持ちが先に立っていることで生まれたものではありませんか。奥様を責めることは復縁の意に反することです。あなたもいっぱいいっぱいだと思いますが、そこを全て奥様にかぶせてしまえば奥様だって一人の人間、逃げたくなるのは当然です。
「妻だからやるのは当然」と言いたくなるお気持ちは分りますが、今まで奥様がどれほどのことをあなたにしてきたかをしっかり振り返る。そして、今までのことに対して感謝の気持ちを伝えなければなりません。
奥様の難病であるあなたと結婚する覚悟は相当のものだったはず。
あなたには奥様を幸せにするために、どんな覚悟をされてきましたか。
今、結婚してからの3年間をどのよう過ごされてきたかが試されています。
ご自身の人生です。幸せな人生を生き抜くんだと言うお気持ちを忘れて欲しくないと思います。応援しています!!
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夫婦再生カウンセリング名古屋 主宰 下木修一郎(しもきしゅういちろう)
NPO法人日本結婚教育協会会員
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家