【離婚したい】失敗しない離婚をするために一番大切なこと

こんにちは!夫婦再生カウンセラーの下木修一郎です。

離婚したいと思っているのですが、相談してもいいのですか?
という質問を受けることがあります。

もちろんですとも!
離婚するかどうかは人生の一大事ですもの。
ひとりで考えるのは、本当に難しいことです。

この話は、そんな離婚を考えている人に是非知っていただきたい内容です!

良い離婚と悪い離婚

離婚することが悪いわけではないですが、

いつまでも過去に引きずられてしまい、なかなか離婚のショックから立ち直ることのできない悪い離婚の仕方というのはあります。

それは「相手が悪い!」と相手のせいにして離婚を選択してしまうこと。

なぜこんな相手を選んでしまったのか

サイテーな人間と結婚してしまった

なぜ自分ばかりこんな目に合わなければいけないのか

相手に問題があったと考えてしまうと、自分が不幸になってしまったのは相手のせいであって、自分はどうすることもできなかったんだ、と思ってしまいます。

アイツさえいなければ、こんな目に合わなかったのに!と、自分の人生で起きている嫌なことや現実を人(アイツ)のせいにしてしまう。

相手の呪縛から逃れられなくなってしまうのです。

 

相手と離婚したのに相手の呪縛から逃れられない

相手のせいだ!自分ではどうすることもできなかった!という苦しみは、そのあとの人生に大きく影響を及ぼします。

自分自身で苦難を乗り越えていくしかない、頑張らなければならないと分かっていても、アイツがあんなことをしなければこんなことには!と頭の中に元配偶者に頭の中をかき回されます。

アイツは離婚をしても生活が変わらないし、お金も時間的な余裕もあるから、若い人と再婚するのではないか!!と、妄想も加速します。

もし不倫が原因だとすればなおさらです。不倫相手と幸せになっているのでは?楽しく人生を送っているのでは?なのに私はこんな目に!!!不公平だ!と、頭の中が元配偶者のことでいっぱいになり、自分の人生と向き合うための心のゆとりを持つことすら困難になっていきます。

精神的な苦痛は身体にも影響を及ぼすでしょう。体は重く辛く、体調もすぐれない。頭だって痛い。それらがすべて「アイツが悪い!アイツのせい!」となる。

でもいくら相手を呪っても、残念ながら自分の人生が好転することはない。そんなことは分かっているのです。

でも、その呪縛を解くのはとてつもなく大変なことだと、もうおわかりだと思います。

 

結婚そのものに否定的になる

相手のせいでこうなった。じゃあ、違う人と結婚すればうまくいくかもしれない!と考えて前向きに再婚チャレンジ!・・・なんて人は、かなりの少数派。

もちろん再婚することが幸せ、いうわけではありません。しかし、再婚する/しないの選択肢を持ち、選べるということは、豊かな人生を送る視点からも重要です。

ですがもし、あなたの人生を豊かにしてくれる人が目の前を通ったとしても、結婚そのものに否定的になっていると、その人に声をかけることは決して有りません。人生が豊かになるチャンスを逃す可能性が高まります。

「結婚なんてこりごり!結婚していた時間は無駄だった!」と思っていると、それが子どもにまで波及します。「結婚しても良いことなんてない!」と愚痴っている親の言葉を聞いている子どもは、きっと結婚にたいしてネガティブな印象を持つでしょう。子どもの将来の出会いにも大きな影響を及ぼすことになります。

離婚後にも別居親に合わせるという面会交流でも、元配偶者との関係が悪いせいで、子どもを会わせることを躊躇する親はたくさんいます。子どもにとってはどちらも大切な親ですが、別居親に会う日が近づくと同居親がイライラするため、別居親に会いたくない!と言い出すこともあります。それを聞いた同居親は「子どもまで苦しめて!」と、相手に対しての怒りを強めることもよくあります。

結婚や相手に否定的な態度を取っている親の感情が、無意識に子どもをコントロールする。ですが、子どもの苦しみに気づけるほど心に余裕を持てないのが実情です。

 

良い離婚とはなにか

良い離婚とは、もちろんお互いが納得して離婚することだと思うのですが、そんなテレビドラマみたいな離婚は可能なのでしょうか。

答えから言えば、清々しい気持ちで離婚することは簡単ではありません。離婚は結婚の100倍大変と言われていますが・・・事実、本当にドロンドロンの大変さです。

子どもがいなければ清々しく離婚できるかもしれませんが、年齢が高くなると離婚で失う経済的な価値が大きくなると、やっぱり大変です。

私が考える良い離婚とは、離婚の原因を相手のせいにせず、自分の意思で離婚を選んだ、と言い切れる心の状態を持つこと。

離婚に至る理由は様々あります。

例えば不倫が原因だとしましょう。

不倫は悪いことですね。

他人の貞操権を侵害し、精神的損害を与える行為と評価され、精神的損害の賠償である慰謝料支払義務を発生させます。 この慰謝料支払義務を発生させる権利侵害行為という意味で、不倫(不貞行為)は民法上違法なのです。

ではなぜパートナーは不倫をしたのか。

そもそも不倫グセがすごい!結婚したら変わるかも、と思って結婚したけど、やっぱり変わらなかった・・・という場合はさておき

とっても誠実な人だった。優しかった。真面目だった。なのに!!!という方が不倫をすることは決して少なくありません。

そういう人がなぜ不倫をしてしまったのか。
あなたを苦しめたくてそんなことをしてしまったのか。
「寂しかった」という相手の言葉の本当の意味はなにか。

相手の気持ちを具体的に見つめること。

それは、自分たちの結婚生活がどうであったのかを、具体的に、客観的に見つめ直すことでもあります。

★具体的に見つめ直す方法は「内観」がおすすめです。夫の本音を知る動画で内観を夫婦向けに作り変えた夫婦内観という形で具体的に説明しておりますので、ご興味がありましたら是非ご覧ください。

もし具体的に見つめ直せたとき、この人は確かに悪いところもあったけれど、それでも、私にたくさんの愛情を注いでくれていた。ということに気づく人はとても多いのです。

良い離婚をするために自分たちの結婚生活を具体的に客観的に振り返る。これは絶対に外せません。

 

この結婚は無駄だったのか?

「いやいや、アイツに愛情があれば、こんなことにはなっていない!」

と思う人もいるでしょう。

でも、本当にそうでしょうか。

自分が離婚を選択することが間違っていないと自分に言い聞かせるため、相手の嫌なところばかりを見て納得しようとする人がいます。

先にもお伝えしたように、相手の嫌なところばかりに目を向けて離婚すると、問題が相手のせいになり、自分で立ち直ろうとしても精神的なダメージが大きく、何年にも渡って離婚を引きずってしまうことになる。それは周りの大切な人にも影響を与えてしまいます。

あなたの結婚は、人生の無駄ではなかった。
私は、それを証明してほしいのです。
証明できるのは、あなたしかいないのです。

相手のこと、自分のこと、そして結婚のことを徹底的に見つめなおす。
なぜこうなってしまったのかを、自分でしっかり見つめて、受け入れる。
すると、自分の幸せのために離婚を選んだ!と胸を張って言えるようになるでしょう。

見つめ直していくと、離婚を迷うことも出てくるかもしれません。
それでいいのです。

あなたがしっかりと考え、選択するために、正しく情報を集め、冷静に判断をする。
その上で迷うのであれば、それはとても健全なことです。

後悔しないためにも、できることは全てやりましょう!!!

※日常的なDVなど、当てはまらないこともありますのでご了承ください。

執筆 夫婦再生カウンセリング名古屋 主宰 下木修一郎(しもきしゅういちろう)
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家

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