夫に気持ちを理解させる方法はある…のか？
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夫が自分の気持ちを理解してくれないからと、ついイライラしてしまうあなた。
大変ですね。本当に。
でも、残念ながら、一つだけ先にお伝えしておきます。
夫があなたの気持ちを理解することはありません。
いえ、正確に言うと、
「できません」
そんなことはない！昔はあんなに私のことを分かってくれた…と思っている人。
もしかすると、今まで夫が自分の気持ちを理解しているように見えていたのは、ただそう「見えていただけ」なのかもしれません。
男性の自己犠牲に隠された「真実」
例えばこんなエピソード、聞いたことありません？
遠距離恋愛中、夜中に2時間かけて車を走らせ、1時間だけ会話して、また2時間かけて彼は帰っていったんです。私のことを本当に大切に思ってくれていたんです。
とても素敵ですよね。まるでドラマのような話。
こんなエピソードに、あなたはこう思ったことでしょう。
「この人は私の気持ちを本当に理解してくれている！」
でも、冷静に考えてみてください。
その行動は本当に「あなたの気持ち」を理解してのことだったのでしょうか？
実は、これは彼自身が「自己犠牲を通じて得られる達成感」を満たすための行動だった可能性が高いのです。
男性は自己犠牲が大好き。
大変であればあるほど、自分が価値ある存在だと感じられるのです。さらに、その頑張りが相手に感動されれば、彼の満足感はさらに倍増します。
もちろん、あなたのことが大事で、大好きだからこそ、自分を犠牲にするのです。あなたに喜ばれたい。ただひたすらそれを求めて・・・。
（あ、もちろん、性交渉も大きく関わっています）
夫に気持ちを理解させる方法はあるのか？
では、夫に「自分の気持ちを理解させる」ことはできるのでしょうか？
正直に言うと・・・NOです。
本当にごめんなさい。正直、６０００人の女性の相談に乗ってきましたが、そんな私ですら妻の気持ちを理解することはできません。せいぜい３０％くらい・・・いや、１５％か・・・
夫婦関係において「理解されること」にフォーカスしすぎると、夫婦間の摩擦が増えるだけです。
結果夫婦で仲良くなれればいい。そのために必要なのは理解ではなく、行動の変化です。
男性の「自己犠牲が好き」という特性をうまく活用し、夫婦のコミュニケーションを豊かにした方が効果的だと思いませんか？！
思ったら、次へGO!
夫の自己犠牲精神を利用した夫婦のコミュニケーション法
1. 夫に「高いハードル」を課してあげる
男性は、「自分にしかできないこと」や「難しいこと」に挑戦することで、自分の価値を感じる生き物。だから仕事に喜びを感じるのです。ですので、あなたも夫に対してハードルの高い依頼をしてみてください。
例えば・・・
- 大掃除の「ここぞという汚れ」を担当してもらう。換気扇の油汚れを自分でやるのはとってももったいないのです！
- 子どものイベントの特別な準備をお願いする。動画の編集や、面白いイベントを考えてもらう、センスがあれば飾りつけなどを任せてみる！
- 自分ではできないDIYや修理を頼む。修理するものがなければ、作ってもらえばいい。自作キャンピングカーを作って旅行に行こうよ！くらいぶっ込んでみて下さい。
（あ、ここに描いてるの、私がやってきたことでした・・・）
この時、重要なのは「感謝」と「評価」です。
2. 結果をしっかり喜ぶ
夫が頑張った結果を見たら、しっかりと感謝を伝えましょう。
- 「さすが！こんなに綺麗にしてくれるなんて！」
- 「あなたがこれをやってくれるから、本当に助かるよ！」
ポイントは、心から感動している様子を伝えること。
男性はこれによって「自分は家族にとって欠かせない存在だ」と感じます。
「相手に感謝を伝える」なんていうのはネットの記事とかでも見ると思います。ですが、無理して喜ぶと、表情もあなたの心も変になります。無理してやるものじゃない。
無理せず喜ぶためには、あなたがやってもらって嬉しいと本当に思えることを、あなたがちゃんと持っている必要がある。
夫は、あなたを喜ばせるために居る。なのに、あなたが夫といて楽しい！と思うことを持っていなければ、夫は夫でいられなくなってしまいます。
ということは・・・あなたも夢を持つことも大事になってきますよね！
3. 小さな成功体験を積み重ねる
1と２のプロセスを繰り返すことで、夫婦のコミュニケーションが自然と弾むようになります。夫は「自分が認められる行動」を通じて、結果的に妻の嬉しいを学ぶのです。
学べば、活用したくなるのが人の性。こうやって、夫を教育することができれば、例え夫があなたの気持ちを深く理解できなくても、楽しい夫婦生活が送れるようになっていくのです。
結論：気持ちを「理解させる」よりも「動かす」方が効果的
男性に「自分の気持ちを理解してほしい」と強く求めるのは、正直、非効率です。
それよりも、夫の自己犠牲をうまく活用して、コミュニケーションを活性化させる方が、ずっと前向きな結果を生みます。
最終的に、夫が「妻にとって自分が役立つ存在だ」と感じられれば、それが妻の気持ちを理解しているかのような行動に繋がっていくのです。
それを繰り返すことができれば、いろいろな問題が起きたとしても、大きくならず収束させることができるようになります。
繰り返しになりますが、なにより大事なのは、あなたが嬉しい！と思うようなことをちゃんと持っておくこと。
でも気を付けて。夫に高いバッグとか服とかを買ってもらうの嬉しいです！という人。お金で解決できることは、あなはがいくら喜んでも、夫しては、あまり貢献した気持ちにはなりにくいです。だって俺じゃなくて、金があればいいんでしょ？になってしまいますから。
お互いに認め合い、支え合う関係を築くための第一歩として、ぜひこの方法を試してみてください。
みんなで、夫婦生活、楽にうまいことやっていきましょう〜！
執筆 夫婦再生カウンセリング名古屋 主宰 下木修一郎（しもきしゅういちろう）
夫の気持ちを知る！夫の気持ち研究家
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