「夫の不安がしんどい…」自己肯定感の低い夫に振り回されないための対処法

「俺のこと嫌いになった?」—夫の不安に振り回される日々

夜、リビングでスマホをいじっていると、夫がじっとこちらを見てくる。

「最近、冷たくない?」

またか…と妻が心の中でため息。「そんなことないよ」と言っても、

「俺のこと好きじゃなくなった?」

私が少しでも面倒くさそうな顔をすると…

「やっぱりそうなんだ…。もう俺なんてどうでもいいんでしょ…」

勝手に落ち込む。勝手に傷つく。そして 「じゃあどうすればいいの?」 って詰め寄ってくる。

休日も気を遣うし、夫の機嫌が悪くならないように気を張っている・・・。

 こんな夫に、あなたも心当たりはありませんか?

 夫の気分次第で、家の空気が変わる…それがストレスになっていませんか?

これが「自己肯定感の低い夫」 の特徴です。そして、それに振り回されているあなたの負担は、想像以上に大きいはすです。

6,000件の相談から見えてきた、最近の「優しい夫」像

私がこれまで6,000件の夫婦相談を受けて感じるのは、 「とても優しい夫」が多い ということ。
もちろん、妻も「優しい夫」を求めているので、自然とそうなるのですが。

ただ、最近の「優しさ」は、昔ながらの 「男性的な包容力」 ではなくて…

例えば、
✔ 妻の機嫌を細かく気にする
✔ 妻に嫌われないように必死になる
✔ 「大丈夫?怒ってない?」と確認ばかりする

まるで、「母親に認められたい子ども」 のような雰囲気を感じることもあります。
その優しさが時に、「依存」や「過剰な不安」につながり、妻にとっては 重く、負担 になってしまうのです。


自己肯定感の低い夫が、妻に与えるストレスとは?

自己肯定感の低い夫が引き起こす3つの問題

自己肯定感の低い夫は、妻に対して「愛されている実感」を求めすぎる傾向 があります。
その結果、メンドクサッ!なパターンが起こります。。。

① 夫の「気分の浮き沈み」に振り回される

「最近冷たくない?」と聞いてくる→「そんなことないよ」と答えても、「本当に?」と食い下がる→ちょっと機嫌が悪そうにすると、「もう俺のこと嫌いなんだ…」と落ち込む。

メンドクサッ!

② 妻が少し距離を取ると、夫は「疑いモード」になる

携帯をこっそり覗こうとする→「なんで隠すの? 何かやましいことあるの?」と詮索→妻が「そんなわけないでしょ」と怒ると、「じゃあ見せられるよね?」

メンドクサッ!!

③ 「早く元通りになりたい」と焦ってうざくなる

妻が少し冷たく対応したりする→「どうしたら前みたいに戻れるの?」としつこく聞いてくる→「Hすれば関係は戻るよね?」と迫ってくる

いい加減にして!!!

「なんで自分のことばっかり考えるの? 私がどんな気持ちでいるのか、なんで考えられないの?」

そう思いませんか? 思いますよね。思って当然です。

でも、どれだけ伝えても、彼は変わらない。
なぜなら、彼は 自分のことでいっぱいいっぱい だから。

「早くあなたに愛してもらいたい」
それだけを考えて、必死になっているのです。

それが、自己肯定感の低い夫の怖いところ。
彼自身が不安に飲み込まれているからこそ、あなたの気持ちを考える余裕がない

そんな相手を愛せますか?
正直、難しいですよね…。

だからこそ、この 負のループ に一度ハマると、抜け出すのが大変なのです。

でも、大丈夫。
ここから 「男性心理」 の視点で、あなたが少しでも楽になれるアプローチを考えてみました。
ぜひ、参考にしてみてください。


夫の不安に振り回されないために、妻ができる3つのこと

自己肯定感の低い夫に、「もっと自信持ってよ」と言っても逆効果です。
むしろ「俺ってそんなにダメなの?」と余計に落ち込み、さらに妻の負担が増えてしまいます。

そこで、試して欲しい伝え方を3つのポイントにまとめました!


自己肯定感の低い夫への接し方3つのポイント

① 相手の行動をコントロールしない

❌ NG:「携帯を疑うのやめて」➡ 「じゃあ何か隠してるの?」と不安モードに

⭕️OK:「私は携帯を見られるとすごく窮屈に感じるの」➡ 「俺のせいでそう感じてるのか…」と少し冷静になれる。

ポイントは主語。❌ NGは夫が主語の言い方ですが、⭕️OKは妻が主語になっていますね。自分はこう感じている、という視点で伝えてみましょう。

② 夫を「問題解決モード」にさせない

❌ NG:「私たち、夫婦関係を考え直したほうがいいと思う」➡ 「どういうこと!? 俺、ダメってこと?」と焦りだす

⭕️ OK:「私はもう少し時間をかけて、落ち着いて考えたいんだ」➡ 「妻が怒ってるわけじゃない」と思いやすくする

男性はすぐに問題解決しようとします。これがあなたとの歩調をずらしてしまうのです。解決しそうとしたら、すぐに主語を「私」にして回避しましょう。

③ 「夫を変える」のではなく「夫の環境を変える」

夫婦の1対1の関係だけで向き合い続けると、同じパターンにはまりがち。
毎回同じやりとりを繰り返し、抜け出せなくなってしまいますよね。

そういうときは、「家庭の外に目を向ける」 という方法はどうでしょうか?

例えば…

子どもの友達夫婦と交流する
→ 家庭の外で「夫」という立場ではなく、「親」としての役割を意識する機会を作る

● 同じ趣味を持つ友人と交流する
→ 夫が「自分の存在を認められている」と感じる環境を増やす

● 彼を評価してくれる人と接する機会を作る
→ 家庭ではなく、外のコミュニティで「夫の強み」を引き出す

「妻からの評価」だけでなく、「他人からの評価」を通じて、夫自身の価値を再認識することが、自己肯定感を回復させるきっかけになることもあります。

「夫を変えようと頑張る」のではなく、「夫が自然と変わる環境をつくる」 という視点で考えてみると、少し光がさしてくるかも!


伝えるのが難しいときは「プロ」に頼るのもアリ

「夫に話すのが怖い」「私が言っても響かない」…そう感じたら、無理に直接伝えようとせず、第三者に頼るのもあり。

いままでのこと全部やったけどダメでした。そういう方もいると思います。

当社では、男性向けのカウンセラー もいるので、夫の不安に直接寄り添うことができます。女性のカウンセラーなので、自己肯定感の低い男性をやさしくケアする形でサポートしています。

実際にあったケース(カウンセリング実績)

 【ケース1】40代男性:妻に依存しすぎて関係悪化 → 男性向けカウンセリングを受けた結果 ➡ 「妻に甘えすぎていた」と気づき、夫が自分で自信をつける行動を始める。夫婦関係も改善。

 【ケース2】30代男性:「妻が距離を取ると不安になる」 ➡ 専門家の言葉を受けて、夫が「妻の自由を尊重する」意識に変わる。結果、妻も安心して接するように。

もし「夫にどう伝えたらいいかわからない…」と思ったら、まずは あなたが私に相談する のもアリ。気持ちが前向きになりますよ!

夫の変化のきっかけを、一緒に考えていきましょう。


まとめ:自己肯定感の低い夫とどう向き合うか?

夫の不安に振り回されないために、「私はこうしたい」と伝える
夫が焦るときは「少し時間をかけて考えたい」と伝える
夫を変えようとするのではなく、夫の環境を変えることを考える
第三者の力を借りる選択肢もある

自己肯定感の低い夫と向き合うのは、本当に大変なことですよね。

「なんでこんなに気を遣わなきゃいけないの?」
「私の気持ちは誰がわかってくれるの?」

夫の不安を受け止め続けると、あなたの心がすり減ってしまいます。だからこそ、「夫を変えなきゃ」と頑張りすぎないでください。あなたの自己肯定感まで下がってしまいます。

あなたが大事にすべきなのは、「夫の感情」ではなく、「あなた自身の気持ち」 です。

あなたの心の負担が少しでも軽くなる方法を、ぜひ試してみてくださいね!

執筆 夫婦再生カウンセリング名古屋 主宰 下木修一郎(しもきしゅういちろう)
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家
夫が何を考えているのか分からないあなたへ『夫のホンネがわかる動画』も絶賛公開中です。

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