【夫婦相談】子どもが欲しいと言う話を夫が避ける(逃げる夫対策)
夫婦再生カウンセラー下木修一郎です。
今回は、インスタグラムからご質問を頂きましたのでご紹介しますね。
夫婦相談
質問:1人目は不妊治療で授かりました。しかし、何度も2人目のことを話すも避けられます。旦那にどう伝えればいいですか?
夫婦相談への回答
ご質問ありがとうございます。
まずは、不妊治療大変でしたね。どのようなスタイルかは分かりませんが、とても大変でしたね。ご主人も頑張られたのかもしれません。
私も不妊治療の経験があります。妻の頑張っている姿を見るたび、本当に胸が苦しくなりました。
「今回もダメだった」
という妻に、かける言葉がありません。
ですから、本当に授かられて良かったなって思います。私もうれしいです!
さて、ご質問いただいた方は2人目が欲しいとのこと。しかし、旦那さんに避けられてしまうのですね。
一緒にいても孤独を感じてしまいますし、自分の大切なものを分かってもらえないしんどさもあるでしょう。
二人目を強く望むお気持ちはとても大切なものですね。私もそのお気持ちをしっかり受け止めたいと思います!
妻の2人目が欲しいという気持ち、夫は理解できるだろうか?
2人目が欲しいとお考えになられるということですので、きっとお子さんとご主人も含めて、とても幸せな日々を送られているのではないかと思います。
ただ、ご主人が避けるとのこと。
話し合いをしても、避けられるのでしょうか。
避けられるということは、夫にとって理由をいうことは大きなリスクがある、ということを指します。
それを考慮し、小さなステップを積み重ね、相手と合意できるような関係づくりを築いていくことを目指しましょう!
問題解決までのステップ
「2人目の子どもがほしい!」という気持ちをいくら押し付けても話が進まないのであれば、別の方法を考えるしかありません。
今回は、相手への理解を深めていく方法をご紹介します。
ステップ1:まず、今のコミュニケーションを確認する
a)2人目を絶対に作る前提で話をしていないか
2人目がいたほうが絶対にいいのに・・・という前提で夫と話をしようとしていませんか?
もしかしたら夫にそう伝わっているかもしれません。
夫にはなんらか気になっていることがあるはず。
にも関わらず、2人目絶対いいのにと言われると、自分が間違ってるみたいな気持ちになっていきます。
そうなると逃げてしまいます。
(なんか、魚釣りみたいな話になってきましたね・・・)
2人目絶対ほしい!の前提に振り回されていないか振り返ってみましょう。
「2人目を持つか持たないかで、夫婦関係が悪化しちゃったんだよね・・・」
なんてことになったら悲しすぎますもの。
b)相手の気持ちを知る姿勢
「2人目が生まれれば、夫婦関係なんでどうでもいい!」ってわけにはいきません。
産まれてからのパートナーシップが健全であることは、産まれた子どもたちにとっても重要なこと。
相手を尊敬することを忘れないないようにしましょう。
そのために、相手の気持ちを知ろうとする姿勢が大切になります。
「2人目を考えること、あなたはどう感じているのか聞きたいんだ」
大事なのは、何を感じていることを聞くこと。
なんで協力してくれないの?なにが嫌なの?と理由を聞いてしまうと、逃げ出してしまいます。
とはいえ・・・
相手に聞くのって、意外と難しいですよね。
素直に気持ちを言ってくれるか分からないですものね。
そんな人は、次のステップをやってみてください。
ステップ2:夫が避けている理由を考える
次は、夫が何を考えているのかを考えること。
夫が言ったことから相手の気持ちを想像することもできますが、ここでひとつ注意したいことがあります。
それは、夫が言ったことを鵜呑みにしないということ。
妻からの質問に窮して、夫が適当なことを言うことがよくあります。
夫の答えを聞いて、なんか釈然としないな、と思ったら夫の答えは怪しい可能性があると考えましょう。
『夫の言葉を鵜呑みにしてはいけない』
これが鉄則。
夫が避けている理由を考えるとき
『夫に聞かず、自分で時間を取って考えてみる』
これを大事にしてください。
自分で考えること。
例えば、勉強でも同じですよね。
分からないところを考えたうえで、それでも分からなくて先生に質問するのと、なんだかよく分からくて質問するのでは、理解に大きな差がつきます。
まずは自分で考える。時間を取ることが何よりも重要。
なんとか時間をひねり出して、落ち着ける時間をつくってください。がんばって。
紙に書くのがオススメです。
しかし、どう考えても分からないということもあるでしょう。
そういうときは他の人にも聞いてみるといいですね。
男性がいいですけど、会社の男性とか結構カッコつけるのであまり参考にならないかもしれません(泣)
そんなときは私か私のブログとかも読んでみてくださいね。
さて、私がいくつか夫の避ける理由を想像してみました。
・不妊治療がしんどかった
・子どもを持つ喜びを感じきれていない
・経済的に厳しい
・家に自分の居場所がない
・2人目の自信がない
・これ以上時間を取れない
実際、私も不妊治療中の妻を見るのはしんどかったです。何もできない苦しさをいつも感じていました。もしまた同じことをすると言われると、どうしていいか迷うかもしれません。
では次に、これらの理由に対して
夫はどんな『感情』を持っているのか?
を考えてみましょう。
私の不妊治療の例で言えば、その背景には、自分の無力感からの妻への申し訳無さがありました。
ぜひ、夫の感情を感じてみてくださいね。
ステップ3:全力で受け取ってあげる
夫の態度や言葉から、どうやら経済的な部分に不安があるのでは?と思ったとしましょう。
「もしかして、経済的なことを気にしてるの?」
と夫に聞いてみます。
すると、夫が「それもあるね」と言ったとしましょう。
(それが答えだとしても、なぜか「それ”も”ある」と言いがちです)
あなたは「よっしゃ!解決したるで〜」となるかもしれませんが、まだ待ってね。
相手の苦しみを安易に解決しようとしてはいけない、という話をします。
例えば彼の不安が「経済的」な部分だとしたとき。
私も節約するから、とか、私ももっと働くから、と解決しようとするのはよろしくありません。
いや、最終的にそうなるとしても、コミュニケーションの順番としてよくないのです。
経済力は男性にとってかなり重要なものであり、それが不足しているというだけでプライドが凹んでしまう。しかも、妻に負担をかけさせるということが、プライドにwパンチを与えてしまうかもしれないのです。
男のハートはガラスよりも脆い(泣)
ではどうするか。
タイトルの『全力で受け取る』をやります。
経済力の問題であれば
「そっか・・・そんな心配をしてくれていたんだね。全然気づけてなったよ。私たちのことたくさん考えてくれてありがとう。」
と彼の気持ちを全力で受け取ってあげるのです。
受け取られた夫の心理は、そうなんだよ!俺はたくさん考えて言えなかったんだよ!という気持ちが強くなるのです。
「分かってもらえた!」という思いが、夫のプライド問題を上手に解決する糸口になる可能性となるのです。
実際にどうするのか、という解決案を提案するのはその後ですが、決して焦らないこと。一緒に考える、という姿勢を持つ必要があります。
まずは全力で受け止める。
受け止めて、信頼を作り上げます。
しかし、どうしても相手の気持ちを感じ取れないこともあるかもしれません。
その場合はやはり第三者、専門家に頼るのがいいでしょう。
最後にすごい大事なことをお伝えします
子どもを持つか持たないかには、正解が存在しません。
でも、自分にとってものすごく重要なこと。
こういう正解がない問題が起きたとき、上手に対処できる夫婦が幸せの続く夫婦なのです。
6000人の相談に乗ってきて痛感しました。
ですから、まず今からお伝えすることを最初に作り上げてほしいのです。
それは、覚悟。
2人めを授かる・授からないに関わらず、私は夫のことを好きでいるという「覚悟」を持つ。
この覚悟が持てないと、自分の正義がニョキニョキ出てきて、あなたの目には夫が悪人に見えるようになります。
そして、私はあなたのことが好きだ、という姿勢や普段からの態度を持つこと。
その態度が、夫の正解を変化させる。
もちろん、あなたの正解も変わる。
夫婦二人で作り上げる正解が見つかったとき、二人は強い夫婦になっていくのです。
覚悟を作りたい人、一緒にがんばりましょう!
執筆 夫婦再生カウンセリング名古屋 主宰 下木修一郎(しもきしゅういちろう)
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家
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