夫が定年でずっと家にいる!?50代・60代の夫婦関係の落とし穴と対策
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「最近、夫と二人きりの時間が増えたけど、何を話せばいいのかわからない…」
「気づいたら夫婦というより“同居人”になっていませんか?」
「夫が定年したら自由になれると思ってたのに…?」
こんな悩みを持つ50代・60代の夫婦が増えています。 長年連れ添ったからこそ、「価値観の違い」が積み重なり、気づけば溝が深まっていた——そんな状況になっていませんか?
実は、熟年離婚の割合が過去最高になっているのです。
この記事では、50代・60代の夫婦が直面する典型的な問題と、それを乗り越えて「第二の夫婦生活」を楽しむためのヒントをお伝えします。
ちなみに私たち夫婦は54才、59才の夫婦ですが、結婚した当初よりも楽しい毎日を過ごせています。夫婦はどこからでも幸せになれるのです!
価値観の違いは本当に問題なのか?
「価値観の違い」というのは、離婚理由のトップに挙げられます。でも、実際のところ価値観が違うこと自体は問題ではなく、「価値観のすり合わせができないこと」が夫婦関係を悪化させるのです。
例えば、
- お金の使い方:「老後は貯める派」vs「今を楽しむ派」
- 時間の使い方:「趣味を楽しみたい」vs「夫婦で行動したい」
- 健康意識:「食生活に気をつけたい」vs「好きなものを食べたい」
こうした違いがあるのは当然。しかし、これを放置すれば「相手が変わるのを待つだけ」になり、どんどん溝が深まってしまいます。
50代・60代特有の問題とは?
📌 子どもの巣立ちが夫婦関係を変える
30代・40代は、子育て・仕事・家事に追われ、夫婦の時間を意識する余裕がありません。「なんとなく夫婦として成り立っていた」ものの、子どもが巣立つと、一気に「この人と二人きりであと何十年…?」という現実が突きつけられます。
📌 定年後、夫がずっと家にいるストレス
「夫源病」という言葉もあるように、「いないもの」として過ごしていた夫が「常に家にいる」ようになると、妻のストレスは倍増。
- 夫が生活リズムを変えない:「朝から晩までテレビ三昧」
- 突然の“今日の昼飯は?”攻撃:「え、あなたのご飯まで私が考えるの?」
- 家事に口を出すくせに手伝わない:「もっと効率よくやれ」と上から目線
これでは、今までの「我慢」が爆発してしまうのも無理はありません。
夫婦関係を再構築するための3つのステップ
「もう無理!」となる前に、夫婦関係を再構築するためのステップを紹介します。
1. 「いまさら話しても…」をやめて、会話を増やすコツ
夫婦関係が悪化する最大の原因は、「会話の減少」。このような問いかけで会話を増やすきっかけをつくりましょう。
- 妻→夫:夫が関心を持ちそうな話題を振る 例えば、社会情勢や経済の話題など、夫が詳しくて自分が知らないことを質問する。「最近ニュースでこんな話題を見たけど、どう思う?」と聞くと、夫が話しやすくなる。
- 夫→妻:「今日どうだった?」と質問をする習慣をつける 例)「今日どうだった?」→「別にいつもと一緒」→「仕事は忙しいのか?」→「今は別に忙しくないわ」→「そうか。」 最初は短いやり取りでも、少しずつラリーを増やし、関心を持っていることを示す。
2. お互いの“やりたいこと”を再発見する
夫婦二人きりになったからこそ、楽しめることを見つけましょう。
まずは、自分自身が本当にやりたいことを見つけることも大切です。そのための方法として、「夢ノート」を活用するのもおすすめです。夢ノートについて詳しく知りたい方は、➡️こちらの記事をご覧ください。
例えば、こんなWin-Winな方法もあります。
- 妻は旅行好き、でも夫は旅行が苦手…なら? 私自身、旅行にはあまり興味がないけれど、ものを作るのが好きでした。そこで、自作のキャンピングカーを作って旅行に行くことに。
- 夫:キャンピングカーを作る楽しみがある。
- 妻:旅行ができる喜びがある。 お互いの好きを組み合わせることで、無理なく共通の楽しみを見つけられました。
- 一緒に新しい趣味を始める(旅行、料理教室、ウォーキング)
- 夫婦で目標を決める(「毎月1回は外食する」「新しいことを学ぶ」など)
- 昔やりたかったことを再チャレンジ(スポーツ、楽器、DIY)
3. 「ありがとう」を言葉にする習慣をつくる
夫婦関係を改善する最もシンプルで効果的な方法。それが「ありがとう」の習慣です。
- 些細なことでも感謝を伝える:「ご飯おいしかったよ」「お茶入れてくれてありがとう」
- LINEやメモで伝える:「今日も一日お疲れさま!」
- 相手の良いところを見つける:「こういうところ、助かるな」
相手の良いところなんて何もありません!そう思う人もいるでしょう。こういう人は、「何もしてくれない夫…」ではなく、「してくれたこと」に目を向け方法で劇的に意識が変わる可能性が高いです。
してくれたことに目を向けるためには、➡️こちらの記事の後半にある方法がおすすめ。相手へのイライラも減って一石二鳥!
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まとめ:50代・60代からの夫婦関係は、作り直せる!
「もう手遅れ」と思っている方もいるかもしれませんが、50代・60代からでも夫婦関係は作り直せます。
「夫婦関係を作り直すのに、努力が必要なの?」と思う方もいるでしょう。確かに、「今までさんざん頑張ってきたのに、今さら努力?」と思うかもしれません。
でも、仕事でもスポーツでも子育てでも、努力に比例して成果が得られるものです。夫婦関係も同じで、努力なくして変化は生まれません。
ですが、一番大変なのは今この瞬間。止まっているものを動かすときが最も力を必要としますが、動き出しさえすれば・・・グッ!と進むものなのです。
- 価値観は違って当たり前。違いを認めてすり合わせる努力を
- 夫婦二人の時間を「負担」ではなく「チャンス」と考える
- 感謝を伝えることで関係が変わる
「夫とこれから何十年も一緒なんて耐えられない…でもこのままじゃ嫌だ。可能性はあるのかな?」と思うならば、まずはここに書いてある小さなことから始めてみてください。
「ただひたすら我慢する」という選択肢があるように、「もっと楽しむ」という選択肢もあります。どうせなら、夫婦の時間を“苦行”ではなく、“成長”に変えてみませんか?
夫婦の“第二の人生”として、これから10年を楽しめるかどうかはあなた次第です!
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子どもたち夫婦が気になる…
息子、娘夫婦の夫婦仲の方が気になる!という親御さんもいらっしゃると思います。ご心配ですよね。
もちろん相談にのりますので、お気軽にカウンセングにてお話ください。
親がやれること、やってはいけないことなどお伝えいたします。
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執筆 夫婦再生カウンセリング名古屋 主宰 下木修一郎(しもきしゅういちろう)
夫の気持ちを知る!夫の気持ち研究家
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